神代神楽神代神楽について紹介します
神代神楽について
大東町には、海潮神代神楽社中と佐世神楽社中があります。
古くから伝わる神楽舞は、岩戸前の神楽の故事にのっとり、神代、古代の様々な神話に由来したものです。
主な演目紹介
- 日本武
- 東夷征伐の詔を受けた日本武の命は、伊勢神宮にお参りし、御おば倭姫命より天叢雲剣と火打袋を授かり、これを持って東の国へ向かった。この二種の神器の徳により、たちまちあらぶるう夷どもを平定された。
- 香具山
- 天照大御神が天の岩戸におこもりになったため、他の神々は御神楽を舞いなぐさめようとされた。この舞に使う真榊を天児屋根命を以って天の香具山に求められた。あいにく香具山は主大山津神が不在であり許しを得ず榊を持ち帰った。大山津神はお怒りになり奪い返されたが、訳を聞かれて再びお譲りになり、さらに悪切りの剣舞により岩戸開きに協力されたという神楽。
- 簸の川大蛇退治
- 須佐之男命が出雲の国、簸の川の川上に天降りになったとき一人の姫を連れて嘆き悲しんでいる老夫婦に合い、おたずねになると、八岐の大蛇の荒振るさまをくわしく言上した。命はさっそく大蛇を退治しようと毒の酒を作って大蛇に飲ませ、酔いつぶれたすきに十握の剣で切り退治し、その尾先から天叢雲の剣を得られた。次いでこの姫をめとり須賀の地に到り「八雲たつ出雲八重垣つまごめに八重垣つくるその八重垣を」の御歌を詠まれた。
- 国譲
- 出雲の国稲佐の小浜において、建御雷神は大国主命に国土奉献について話した。大国主命はこころよく約束されたが、御子建恩名方神は承認せず建御雷神と力競べをした。しかし力及ばず信州諏訪湖まで逃げ、降参し「父の命の仰せのように献上する」といって鎮まられた。