鉄の歴史博物館鉄の歴史博物館について紹介します
鉄の歴史博物館について
- 鉄の歴史博物館
- 私たちの国では、「たたら製鉄」という日本独特の鉄づくりの技術が非常に古い時代から発達していました。
鉄づくりの歴史や技術、そしてその鉄が果たした役割をわかりやすく展示しています。
展示1号館 <たたら製鉄とその技法>
それまで石や木の道具しか持たなかった人々が、鉄を生産し加工する技術を手に入れた意義は非常に大きなものでした。
鉄の鍬(くわ)や鋤(すき)を使うことで、原野を開拓し、農地を確保し、稲作農業をおこしてゆきました。鉄は、人々にとって生活に役立つだけでなく、命を支える金属として、とても貴重な存在となったのです。しかし、たたら製鉄は「村下(むらげ)」とよばれる技師長の勘と経験が、できた鉄の品質を大きく左右しました。一回の操業は3日から4日間続き、不眠不休のたいへんな仕事だったのです。
展示2号館 <鉄山経営と鍛冶集団>
吉田町のたたら製鉄は、日本一の山林王といわれた田部家が経営していました。
ここでは、たたら製鉄にどのような人々が関わったのか、鉄をどのようにして生活道具に形を変えていったのか、鉄の流通はどのように行われたかなど、鉄山師「田部家」の古文書を通して興味深い情報を知ることができます。
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