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菅谷たたら山内に避雷針鉄塔を新設しました

避雷針鉄塔の新設について

 菅谷たたら山内は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。その価値は、製鉄作業をした高殿が唯一現存すること、元小屋・米倉・三軒長屋などの関連施設も残ることなど、たたら製鉄が行われた当時の製鉄集落(山内)の姿を具体的に見学できるところにあります。 
 山内の建造物は、江戸時代から明治時代初期に建てられた木造建築です。その維持には定期的な保存修理が必要であり、雲南市では平成24年から10年あまりの歳月をかけて、高殿など建造物の保存修理工事を行いました。一方、木造建築を火災から守るためには、避雷施設・消防施設の整備が欠かせません。菅谷たたら山内には、これまで火災報知器しかありませんでしたので、これらの整備が長く課題となっていました。
 菅谷たたら山内にある桂の木は、樹高が20m以上もあり最も高いことから、落雷の危険性がどうしても排除できません。実際、山内周辺への落雷によって火災報知器の故障が繰り返されています。桂の木に落雷がありますと、倒木によって高殿が大きく破損したり出火した場合には高殿をはじめとする山内の建造物が類焼、焼失したりすることが懸念されます。桂の木への落雷を防止するため、避雷針鉄塔をその脇に設置しました。
 菅谷たたら山内を末永く守り伝えていくため、今後も消火設備の整備など必要な対策を講じる予定です。

新設した避雷針鉄塔
(菅谷たたら山内駐車場より撮影)


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