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禅定寺文書を雲南市指定有形文化財に指定しました

禅定寺文書

 天台宗の古刹として知られる禅定寺(雲南市三刀屋町乙加宮)に伝わった「禅定寺文書」(2点)を、雲南市指定有形文化財(古文書)に指定しました。
 今回指定した禅定寺文書は、①「文禄四年(1595)禅定寺領打渡坪付」と②「延宝二年(1674)加食田村禅定寺領検地帳」の2点です。
 ①は、豊臣秀吉によるいわゆる「太閤検地」の際、毛利氏が検地にもとづいて寺領を確定し、毛利氏家臣の佐世元嘉が禅定寺に交付した文書です。禅定寺に伝えられた最古の史料であるだけでなく、豊臣政権下の毛利氏による検地の実情をよく示す原文書として大変貴重です。
 ②は、松江藩が実施した検地にもとづいて、禅定寺に交付した検地帳です。17世紀後半の禅定寺領の実像を示すものであり、①と一連の史料としての価値を有しています。
 今回の指定により、市指定文化財の指定件数は62件(うち、有形文化財(古文書)は2件)となります。なお、禅定寺文書は、令和6年6月に禅定寺より雲南市へ寄贈されました。

①文禄四年 禅定寺領打渡坪付

②延宝二年 加食田村禅定寺領検地帳


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