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“千歯こぎ”ありませんか?

木次千歯

 木次千歯って聞いたことありますか?
 千歯こぎは、稲の穂を脱穀してモミにするために使われた農具です。コンバインのなかった時代には、脱穀作業の主役をつとめ、多くの農家で使われていました。
 たたら製鉄が盛んだった頃、鉄は木次に集められ、松江などへと出荷されました。木次の八日市は、その鉄を利用し、鍬などの農具をつくる鍛冶屋が数多くあったところです。
 江戸時代末から明治時代になると、稲の脱穀が効率的にできることで重宝された千歯こぎの製造が盛んになります。作られた千歯こぎは、行商人によって中国地方にとどまらず大阪や北陸、九州など全国各地へと販売されたことが知られています。木次千歯は、言わば“千歯こぎのブランド”だったのです。
 雲南市教育委員会では、地域ブランドであった木次千歯の歴史を調べています。「うちの蔵の隅っこに千歯こぎがあるよ」という情報がありましたら、文化財課までぜひ、お寄せください。

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木次で作られた千歯こぎ


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教育委員会 文化財課
〒699-1392
島根県雲南市木次町里方521-1
Tel 0854-40-1075
Fax 0854-40-1079
bunkazai@city.unnan.shimane.jp
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