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市報うんなん2016年8月号

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うんなんの若チャレ

若者による地域課題解決をすすめる「若者チャレンジ」を紹介します。

(株)キラキラ雲南 内田晶子(うちだしょうこ)さんです。

内田晶子さん

みんなで一緒に「楽しく子育てできるまち」へ

○生い立ちについて教えてください。

加茂町の出身です。私が小学生の時に加茂文化ホール ラメールができ、親子でミュージカルに参加したり、学校の行事や吹奏楽部の発表会などでよく行っていて、音楽などの芸術を身近に感じることのできる場所でした。
高校でも吹奏楽部に所属し、金管楽器のユーフォニアムを演奏していました。ユーフォニアムのトッププレイヤーの外囿祥一郎(ほかぞのしょういちろう)さんのように吹けるようになりたい!と思っていた矢先、ラメールの方のご協力もあり個人レッスンを受けることができました。そうしたことをきっかけに大学は音楽で進もうと決めました。
そうしたきっかけを作ってくれたラメールの存在は私の中では非常に大きいですね。
大学卒業後、松江の文化施設への就職を経て、(株)キラキラ雲南に勤めることになりました。

○最近の活動について教えてください。

今年から木次経済文化会館チェリヴァホールを拠点に雲南市の協力もいただきながら「UNNANアートスタート」という取り組みを始めました。これは未就学の子どもから参加できるアート体験のイベントで、子どもも大人もアートを通して自分を表現する楽しさを知ってもらうことを目的としたもので、体系的に取り組んでいるのは、県内で雲南市だけです。
前段階として昨年まで3年程、「0歳から入れる音楽会~音楽とことばの魔法~」というイベントを行ってきました。参加者が年々増え、親子で400人にものぼり、子どもたちに「本物の音楽」を体験させたいと思うお父さん・お母さんが多いことを実感しました。この取り組みではアートの中でも自分が勉強してきた音楽に特化した内容でしたが、キラキラ雲南では演劇など他の芸術分野にも力を入れているので、音楽にとらわれずいろいろなアートに触れられる取り組みを広げたいと思いました。
雲南市ではアートや子育てに関わる活動をされている世代の方が多くいらっしゃいます。その人たちとみんな一緒に取り組めばもっと楽しいことができるという想いで、平成27年に実行委員会を結成し活動しています。また、地域の方もたくさん協力していただいています。本当に感謝しています。
先日第一弾のイベントでは紙芝居作家のよしとさんに出演していただき、子どもたちが自分で描いた絵を使って遊ぶワークショップを行いました。第二弾では、0歳から入れる音楽会を開催し、多くの親子に参加していただきました。

○今後UNNANアートスタートをどのようにしていきたいと思っていますか。

自然の豊かさ、人の温かさなど「雲南市らしさ」を生かし、「雲南市で子育てしたら面白いよ」ということが伝わる体験型イベントをめざし、自分にとってのラメールのように、UNNANアートスタートが今の子どもたちの自由な表現に触れるきっかけになるといいなと思います。
そして、より一層のびのびと子どもたちが体験・表現できるイベントを企画し、子育て中のお父さん・お母さんが「これをやってみたい!」と思うことを一つずつ実現していける、そんな活動にしていきたいと思います。
UNNANアートスタートのことをぜひ多くの方に知っていただきたいですね。今年は9月、11月にもイベントを開催します!ぜひ一度遊びに来てください!

(株)キラキラ雲南とは・・・
 市が出資する第三セクターで、主に雲南市内の文化・スポーツ施設の管理、運営を行っている法人。


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