平成24年度決算報告
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平成24年度の決算が9月議会で認定されましたので、お知らせします。 |
決算の問い合わせは、財政課:0854-40-1023 |
一般会計決算では、歳入決算額が293億5,585万円(対前年度0.01%減)、歳出決算額が289億4,279万円(同0.05%減)で、歳入歳出差引残額が4億1,306万円となりました。なお、翌年度に繰り越すべき財源は1億5,639万円であり、実質収支は2億5,667万円となりました。 |
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一般会計 |
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普通会計 |
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特別会計 |
会計\区分 |
歳入決算額 |
歳出決算額 |
歳入歳出差引残額 |
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国民健康保険事業
(事業勘定) |
46億6,151万円 |
45億3,927万円 |
1億2,224万円 |
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国民健康保険事業
(直営診療施設勘定) |
1億1,799万円 |
1億1,667万円 |
132万円 |
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後期高齢者医療事業 |
10億2,910万円 |
10億2,113万円 |
797万円 |
(普) |
農業労働災害共済事業 |
508万円 |
507万円 |
1万円 |
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簡易水道事業 |
4億6,124万円 |
4億5,996万円 |
128万円 |
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生活排水処理事業 |
23億5,219万円 |
23億4,895万円 |
324万円 |
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財産区 |
29万円 |
29万円 |
0万円 |
(普) |
土地区画整理事業 |
2億9,000万円 |
2億8,956万円 |
44万円 |
(普) |
ダム対策事業 |
7,100万円 |
7,081万円 |
19万円 |
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清嵐荘事業 |
4,233万円 |
4,226万円 |
7万円 |
(普)は一般会計と合わせて普通会計に含まれる特別会計 |
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財政指標 |
項目 |
数値 |
説明 |
財政力指数 |
0.245
(0.249) |
財政基盤の強さを表す指標です。財政力指数が高いほど自主財源の割合が高く、財政力が強いことになります。 |
経常収支比率 |
87.6%
(88.1%) |
毎年経常的に支払わなければならない経費の状況から、財政運営の弾力性を測定する指標で、低いほど財政運営に弾力性があり、高いほど財政運営が硬直化している状況を表しています。 |
地方債現在高比率 |
197.1%
(210.4%) |
財政規模に対する地方債(長期に渡り返済する借金)の残高を表したもので、低いほど財政運営が安定しています。 |
健全化判断比率 |
実質赤字比率 |
該当なし
(該当なし) |
一般会計等(普通会計)を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。雲南市の場合は、12.52%以上で財政健全化団体に、20%以上で財政再生団体となります。 |
連結実質赤字比率 |
該当なし
(該当なし) |
全会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。雲南市の場合は、17.52%以上で財政健全化団体に、30%以上で財政再生団体となります。 |
実質公債費比率 |
16.0%
(17.6%) |
公債費の水準を測る指標です。一般会計等(普通会計)が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率であり、従来から用いられてきた「起債制限比率」を見直し、実態をより正確に把握するため、公営企業会計に対する繰出金のうち元利償還金相当分などが要素に加えられています。この比率が25%以上になると財政健全化団体に、35%以上で財政再生団体となります。 |
将来負担比率 |
107.1%
(129.7%) |
地方債の残高をはじめ一般会計等(普通会計)が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率です。350%以上で財政健全化団体となります。 |
資金不足比率 |
該当なし
(該当なし) |
公営企業会計の資金不足額の事業規模に対する比率です。比率は各公営企業会計毎に算定することとされており、20%以上で経営健全化団体となり、財政健全化団体と同じように、公営企業の経営の健全化を図る計画を策定しなければなりません。 |
下段()は平成23年度 |
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平成24年度に実施した主な事業 |
新庁舎建設事業 |
1億211万円 |
公共施設解体撤去事業 |
1,875万円 |
雲南市・飯南町事務組合負担金(CATV事業) |
1億2,732万円 |
移動通信不感地域解消事業 |
1億5,303万円 |
多根交流センター整備事業 |
1億3,550万円 |
地域づくり活動等交付金事業 |
1億7,784万円 |
公共交通対策事業 |
2億863万円 |
介護保険事業(負担金) |
6億7,300万円 |
乳幼児医療費助成事業 |
7,299万円 |
病院事業会計補助金 |
6億6,685万円 |
雲南市・飯南町事務組合負担金(清掃事業・火葬場事業) |
7億8,226万円 |
バイオマス関連整備事業 |
5,305万円 |
林道開設事業 |
4,719万円 |
商工業振興補助金 |
5,285万円 |
道路維持・新設改良事業 |
4億9,590万円 |
高速道路整備関連事業 |
3億3,450万円 |
国道整備関連事業 |
1億2,921万円 |
小・中学校施設耐震化事業 |
2億2,036万円 |
菅谷たたら山内保存修理事業 |
7,400万円 |
災害復旧事業 |
4億4,104万円 |
など |
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監査委員の審査意見書から |
市税の収入率は98.00%で山陰12市の中で最も高く、横断的な滞納整理体制の強化が図られ、それによる成果が着実に現れてきている。今後も財源の確保と負担の公平を期するため、未収金の解消に向けて、引き続き関係部局間の連携を図り、総力を挙げて取り組まれることを望む。
財政健全化法に基づく財政指標である実質公債費比率、将来負担比率については、公債費負担適正化計画に基づく市債発行の抑制及び繰上償還の実施により、昨年度に引き続き数値の改善が見られたところであるが、依然として高く、今後もさらに比率の低減に努め、財政の弾力化を図っていく必要がある。
「財政非常事態宣言」が解除された最初の決算であるが、引き続き公債費の抑制や経常経費の削減の努力がみられた。しかし、庁舎建設、市立病院施設整備計画、平成27年度からの普通交付税の一本算定、そして少子・高齢化などの社会環境変化等により市の財政をとりまく課題が山積している。今後も財政健全化に向けて一層の努力を図られたい。
合併からの懸案事項であった公有財産台帳は、システムを導入したことにより整備された。今後、システム等を活用しながら、利用見込みがない普通財産や土地開発基金の土地と現金部分について恒久的利用、処分、または有効活用について引き続き検討されたい。
「道の駅たたらば壱番地」の完成は、多くの大型観光バスや自動車の中継地点となり周辺地域の経済に大きな役割を果たしている。中国横断道尾道松江線全線開通は来年度に控えているが、国道54号沿線の活性化を含め、観光面や産業集積拠点形成アクションプラン等今後の雲南市の産業発展、定住対策等に期待する。 |
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平成24年度決算報告(公営企業会計) |
雲南市議会9月議会で認定された平成24年度公営企業会計(水道事業会計、工業用水道事業会計及び病院事業会計)決算をお知らせします。 |
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水道事業 |
水道局:0854-42-3473 |
収益的収入(料金収入等)及び支出(維持管理費等)
平成24年度3月末現在の水道使用戸数は10,102戸、年度末の総有収水量(料金収入のもとになった給水量)は304万3,385㎥でした。
総収益は7億2,599万円、総費用は7億3,252万円で653万円の赤字となりました。
水道料金収入6億3,424万円を総有収水量で割った1㎥当たりの供給単価(有収水量1㎥あたりの給水収益)は208円40銭となりました。一方、水道を供給するためにかかる1㎥当たりの給水原価(有収水量1m3あたりの費用)は239円91銭でした。給水原価から供給単価を差し引くと31円51銭マイナスとなり原価を割って供給することになりますが、市からの営業補助により損失額の縮減を図っています。
資本的支出(建設改良工事等)
平成24年度の資本的支出総額は6億3,502万円でした。このうち建設改良費は4億4,252万円で、主な事業としては海潮地区簡易水道施設整備事業、下熊谷第1水源地整備事業などを行いました。
また企業債償還金は1億9,250万円でした。 |
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工業用水道事業 |
水道局:0854-42-3473 |
収益的収入(料金収入等)及び支出(維持管理費等)
平成24年度3月末現在の工業用水道利用者は島根三洋電機株式会社とホシザキ電機株式会社の2事業所で、年度末の総給水量は127万2,641㎥でした。
総収益は1億1,487万円、総費用は1億548万円で、939万円の黒字となりました。
資本的支出(建設改良工事等)
平成24年度の資本的支出総額は4,360万円でした。このうち建設改良費は3,324万円で、第6取水井整備工事を行いました。また企業債償還金は1,036万円でした。 |
平成24年度雲南市水道事業会計損益計算書
(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで) |
営業利益 |
6億5,002万円 |
営業外利益 |
7,597万円 |
経常収益(1) |
7億2,599万円 |
営業費用 |
6億2,075万円 |
営業外費用 |
1億1,075万円 |
経常費用(2) |
7億3,150万円 |
特別損失(3) |
102万円 |
当年度純利益(1)-(2)-(3) |
△653万円 |
前年度繰越利益剰余金 |
6,176万円 |
当年度未処分利益剰余金 |
5,523万円 |
(税抜き) |
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平成24年度雲南市水道事業会計貸借対照表
平成25年3月31日 |
有形固定資産 |
119億3,972万円 |
無形固定資産 |
603万円 |
現金預金 |
11億4,922万円 |
未収金 |
8,175万円 |
貯蔵品 |
709万円 |
資産合計 |
131億8,381万円 |
固定負債 |
9,206万円 |
未払金 |
8,442万円 |
預り金 |
508万円 |
その他流動負債 |
60万円 |
負債合計 |
1億8,216万円 |
自己資本金 |
29億9,068万円 |
借入資本金 |
49億7,251万円 |
資本剰余金 |
49億4,383万円 |
利益剰余金 |
9,463万円 |
資本合計 |
130億165万円 |
負債・資本合計 |
131億8,381万円 |
(税抜き) |
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平成24年度雲南市工業用水道事業会計損益計算書
(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで) |
営業収益 |
8,477万円 |
営業外収益 |
3,010万円 |
経常収益(1) |
1億1,487万円 |
営業費用 |
9,158万円 |
営業外費用 |
1,390万円 |
経常収益(2) |
1億548万円 |
当年度純利益(1)-(2) |
939万円 |
前年度繰越利益剰余金 |
972万円 |
当年度未処分利益剰余金 |
1,911万円 |
(税抜き) |
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平成24年度雲南市工業用水道事業会計貸借対照表
平成25年3月31日 |
有形固定資産 |
6億2,354万円 |
現金預金 |
1億9,259万円 |
未収金 |
3,327万円 |
貯蔵品 |
75万円 |
資産合計 |
8億5,015万円 |
固定負債 |
2,222万円 |
未払金 |
1,901万円 |
負債合計 |
4,123万円 |
自己資本金 |
8,878万円 |
借入資本金 |
6億6,440万円 |
資本剰余金 |
324万円 |
利益剰余金 |
5,250万円 |
資本合計 |
8億892万円 |
負債・資本合計 |
8億5,015万円 |
(税抜き) |
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病院事業 |
雲南市立病院総務課財政係:電話0854-43-2442 |
平成24年度は、常勤医師体制において前年同月比2名減の18名体制でスタートし、年度中に皮膚科及び眼科医師の常勤化が図れた一方、整形外科医師1名の退職により19名となりました。この様な中、外科医師による総合診療科の充実が図れ、医師数減の内科診療のカバーが図れたことにより、病床利用率は89.7%(一般病床88.7%、回復期リハビリテーション病床92.7%、介護療養病床91.9%)と、高い病床利用率を維持し、入院収益の増収が図れました。一方、給与費や材料費などの費用の削減にも努め、経常収支では前年度に対し1,702万円の改善が図れ、16年振りに770万円の黒字となりました。当期純損益は、140万円の特別損失計上があり、630万円の純利益となりました。内部留保資金は、単年度で1億8,793万円の蓄積を図ることができ、繰越内部留保資金は7億1,717万円となりました。
資本的支出総額は3億5,549万円で、このうち建設改良費は7,752万円で、主なものとして眼科用手術機器、患者監視システム、救急搬送車など、経年劣化による医療機器の更新を行いました。
また、企業債償還金は2億5,382万円でした。 |
業務量
1、病床数:281床
(一般病床 203床(うち感染症病床:4床)、回復期リハビリ病床:30床、介護療養病床:48床)
2、延患者数、1日平均患者数、病床利用率
区分 |
延患者数(人) |
1日平均患者数(人) |
病床利用率(%) |
前年度 |
本年度 |
増減 |
前年度 |
本年度 |
増減 |
前年度 |
本年度 |
増減 |
入院 |
一般病床 |
65,992 |
65,755 |
△237 |
180.3 |
180.2 |
△0.1 |
88.8 |
88.7 |
△0.1 |
回復リハ |
10,181 |
10,154 |
△27 |
27.8 |
27.8 |
0.0 |
92.7 |
92.7 |
0.0 |
介護療養 |
16,292 |
16,094 |
△198 |
44.5 |
44.1 |
△0.4 |
92.7 |
91.9 |
△0.8 |
入院計 |
92,465 |
92,003 |
△462 |
252.6 |
252.1 |
△0.5 |
89.9 |
89.7 |
△0.2 |
外来 |
98,987 |
98,728 |
△259 |
405.7 |
403.0 |
△2.7 |
─ |
─ |
─ |
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財務諸表
平成24年度南市病院事業会計損益計算書
(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで) |
医業収益 |
33億1,378万円 |
医業外収益 |
4億2,872万円 |
訪問看護収益 |
4,616万円 |
療養病床収益 |
2億4,891万円 |
総収益(経常収益) |
40億3,757万円 |
医業費用 |
36億1,520万円 |
医業外費用 |
1億9,735万円 |
訪問看護費用 |
4,591万円 |
療養病床費用 |
1億7,141万円 |
総費用(経常費用) |
40億2,987万円 |
特別損失 |
140万円 |
当年度純利益 |
630万円 |
前年度繰越欠損金 |
933万円 |
当年度未処理欠損金 |
303万円 |
(税抜き)
平成24年度雲南市病院事業会計貸借対照表
(平成25年3月31日) |
有形固定資産 |
29億61万円 |
投資 |
964万円 |
現金預金 |
3億5,841万円 |
未収金 |
5億8,469万円 |
貯蔵品 |
2,030万円 |
繰延勘定 |
8,863万円 |
資産合計 |
39億6,228万円 |
未払金 |
1億3,015万円 |
その他流動負債 |
2,014万円 |
負債合計 |
1億5,029万円 |
自己資本金 |
4億4,168万円 |
借入資本金 |
30億8,068万円 |
資本剰余金 |
2億9,265万円 |
利益剰余金 |
△303万円 |
資本合計 |
38億1,199万円 |
負債・資本合計 |
39億6,228万円 |
(税抜き) |
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