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いわぬま通信 第2号

市報うんなん2012年8月号

 
いわぬま通信 第2号 ~ 希望の丘に 希望の苗木を ~
 宮城県岩沼市 宮川 勉
雲南市から本年4月より1年間、宮城県岩沼市に派遣された宮川勉主幹が近況報告をします。
 
千年希望の丘植樹祭の様子 岩沼市が策定した震災復興計画の中に、避難場所と多重防御の機能を有した「津波よけ『千年希望の丘』の創造」があります。千年希望の丘は、震災で生じた災害廃棄物の中から有害物質を含まないコンクリート殻などを活用して作ったいくつもの丘(盛土)によって津波の力を減衰させるものです。5月26日(土曜)に開催された植樹祭には、市民ら約1,000人が参加してタブノキやシラカシなど約20種の苗木6,000本を植えました。運営補助として参加した私ですが、大人に混じって高校生や小さな子供たちまでもが真剣に植樹する姿に感動、復興へと歩きだした小さな足音が、これからさらに大きく力強くなっていくことを切に願う一日となりました。

 友人から、たまに電話やメールがきます。「元気か?どんな感じ??無理するなよ!」と。本当にありがたいことです。こうやってわざわざ連絡をくれるんですから。こちらの様子を話したり雲南市の様子を聞いたりすると、また気分転換にもなりすごく癒されます。そして、最後の決まり文句はこれ、「できれば一度こっちに来ない?遠くて大変だけど、それでもさ~、きっと違うと思うよ」
お金のこと、仕事のこと、家庭のこと・・・それぞれいろんな事情を抱えていて言うほど簡単でないのは百も承知ですが、それでも、やっぱり一人でも多くの方にその目で見て、感じていただきたいと思うんです。
 
※岩沼市の今年度予算額:約584億1,200万円
(うち6月補正229億5,800万円)
◆震災関連の主な事業
・災害廃棄物処理事業 約157億円
・震災復興推進事業 約153億円
・集団移転促進事業 約65億円
  
   
 
 
 

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