トップ > 市政情報 > 広報・広聴 > 市報「うんなん」 > 「市報うんなん」2009年12月号 > 研究所うんなん・国際交流員・保健師のコーナー

ここから本文です。

ここから本文です。

研究所うんなん・国際交流員・保健師のコーナー

研究所うんなん・保健師のコーナー
 

 
■こげなことしとーます「研究所うんなん」
 
身体教育医学研究所うんなん 0854-45-0300
 
選考委員長特別賞受賞!
 
ポスター発表の様子 所員と錦織指導員 地域での運動指導の様子
 
10月4日に東京都で転倒予防医学研究会第6回研究集会が開催され、転倒予防に関する学術研究や実践の発表が行なわれました。研究所うんなんは、「島根県雲南市における地域運動指導員による転倒予防への取り組み」を発表し、転倒予防大賞2009実践部門の選考委員長特別賞を受賞しました。
 
今回受賞した発表は、平成18年度から当研究所で養成している地域運動指導員の活動の状況やその成果をまとめたものです。当日は錦織指導員も一緒に参加しました。
 
雲南市は高齢化率が高く、介護予防としての転倒予防の取り組みが重要です。指導員の活躍で、地域の公民館や集会所でも気軽に転倒予防のための運動指導が受けられるようになりました。今回の受賞で改めてこのような指導員の活動が全国的にも注目されていることを感じました。
 
今後もからだを動かすことが住民の皆様により身近なものとなるよう、市で一体となって指導員の活動を支援していきたいと思います。
 
当研究所の転倒予防医学研究会での
受賞歴
 2006年度 学術部門 大賞
 2007年度 実践部門 奨励賞
 
■こんにちは 保健師です
 
健康推進課 0854‐40‐1045
 
お酒の適量は一人一人違います。アルコールの害を知って、上手に付き合いましょう
 
12月は忘年会シーズン。アルコールに接する機会が増えますね。アルコールには、脳の中枢神経の働きを抑える性質があります。理性をつかさどる大脳新皮質の活動が鈍くなり、大脳辺縁系が活発化し、本能的原始的なはたらきが活発化します。こうして興奮状態となるのが、『酔い』の初期症状です。
 
お酒を飲むと開放感を感じるのはそのためです。しかし、さらに飲み続けると、血中のアルコール量が増え、脳の他の部分もマヒし始め、泥酔状態になっていきます。そして、呼吸をつかさどる延髄にまでマヒがひろがると、最悪の場合死に至ります。
 
このように、急激な飲酒が体に悪影響を及ぼすのはもちろん、度を越した飲酒が習慣化し慢性化すると肝臓障害や心臓病、高血圧、糖尿病などさまざまな病気を招き、ひいてはアルコール依存症の要因にもなります。これらの慢性の障害は2、3年の飲酒というより、10年以上飲み続けていて出てくるもの。今、自分の身体に何も症状が出ていないからといって安心するのは大間違いです。
 
一生お付き合いするあなたの身体です。アルコールでいじめないで大事にいたわってあげましょう。
 
また、酔いによる開放感や度を越した行動が他人に迷惑をかけることもあります。アルコールはその人にとっての適量を守ることがなによりも大切です。
 
こんな飲み方はしないで!
(1)イッキ飲みは命にかかわる危険行為です!
(2)飲酒の強要はやめましょう!
(3)薬を飲んだらお酒は飲まないで! 薬が効かなかったり効きすぎたりします。
(4)妊娠、授乳中のお酒はやめましょう! 胎盤を通じて、母乳を通じてアルコールが赤ちゃんの 
 身体にはいってしまいます。
(5) 未成年の飲酒は法律で禁じられています! 脳が萎縮したり発達の妨げになったりします。未
 成年者は臓器の発育も未熟で大人よりも簡単にアルコール依存症に陥る危険があります。
 
一人で悩まないで相談しましょう!
アルコールによる困りごと相談(予約制)
と き/毎月第3月曜日13:00~15:00
ところ/雲南保健所
 酒害相談員・家族相談員・保健師が相談に応じます。
 また、なんとなく気分が沈む、眠れない、仕事の能率が上がらないなど、こころの不調については健康推進課または最寄りの健康福祉センターまでご相談ください。
 
■国際交流員(CIR)の迷言コーナー
ケビン・ベル 編
雲南市のみなさん、こんにちは。
ケビン・ベルです。
 
雲南市で行われたハロウィンイベント今回で2回目の市報うんなんの記事ですが、来日してもう4カ月が経ちました。日本に来たときは私のふるさとで経験したことのないむし暑さに悩んでいましたが、最近の涼しい天気、秋雨、紅葉した山々でシアトルのことを思い出しました。しかし、アメリカ全国で見える一つの秋のシーンが欠けていました。それはハロウィンの「ジャック・オ・ランタン」でした。
 
ジャック・オ・ランタンジャック・オ・ランタンとは、カボチャでできている恐ろしい顔が彫ってある提灯です。アメリカの子どもは、秋にみんながジャック・オ・ランタンを作ることになっています。雲南の子どもたちもハロウィンを楽しめるように、10月に開催されたみとやっこまつりでジャック・オ・ランタン作りコーナーを出しました。適当なカボチャはアメリカより見つけにくかったですが、三刀屋町の三浦省司さんのお陰で、最適な大きくてオレンジ色のカボチャが12個手に入りました。
 
当日は、子どもたちは思ったよりもウキウキと参加しました。若い子も高校生もちゃんとカボチャの中身を除いたり、不思議な顔を描いたり、目と口を彫ったりしました。しかし、ジャック・オ・ランタン作り活動で一番記憶に残った出来事はロウソクを入れた時の子どもの顔でした。外は明るかったため、ロウソクの光はなかなか見えませんでしたので、1個のジャック・オ・ランタンをダンボール箱に入れて、穴からのぞいて見てもらいました。すると、その子どもたちはジャック・オ・ランタンの不気味な顔から衝撃を受けて本当にハロウィンを体験したと思います。
 
雲南市でもアメリカとそっくりなハロウィンを再現できてうれしかったです。
 

もしもに備えて

防災情報

急病時の医療機関