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市長施政方針(9月定例会)

速水市長雲南市議会9月定例会

平成26年雲南市議会9月定例会開会に際し、市長の述べました「施政方針」の全文を掲載しますので、ご覧ください。

はじめに

平成26年雲南市議会9月定例会の開会にあたり、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
(以降、各項目をクリックしていただくと内容をご覧いただけます。)

施政方針内容

次に、6つの施策について申し述べます。
(以降、各項目をクリックしていただくと内容をご覧いただけます。)


平成26年9月5日

雲南市長 速水雄一

 


はじめに

施政方針に先立ち、島根県議会議員 福間賢造(ふくまけんぞう)様のご逝去について申し上げます。
去る7月21日、雲南・飯石地区選出の島根県議会議員 福間賢造様が逝去されました。
福間様は、これまで4期15年にわたって県議会議員の職にあり、農水商工委員長や議会運営委員長、監査委員などを歴任され、昨年6月から本年6月までは副議長を務められました。幾多の御功績をたたえ、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、謹んで哀悼の誠を捧げ、心から御冥福をお祈り申し上げます。

さて、先月、広島市での19日から20日未明にかけて局地的に1時間130ミリを記録した大雨は、甚大な被害をもたらしました。
雲南消防本部では、消防庁長官からの出動要請をうけた島根県緊急消防援助隊の一員として職員を10名派遣し、救助支援活動に当たったところであります。
これらの災害で犠牲になられた方々に、心より御冥福をお祈りいたしますとともに被災されました方々にお見舞いを申し上げ、被災地の早期の復興を願うところであります。

また、先日発足した第2次安倍改造内閣では、復興大臣に竹下亘衆議院議員が就任され、また、国土交通大臣政務官に青木一彦参議院議員が就任されることとなりました。ご就任に対しお祝いを申し上げますとともに、今後のご活躍を期待するものであります。

それでは、平成26年雲南市議会9月定例会の開会にあたり、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

はじめに、スポーツにおける市内の子どもたちの目覚ましい活躍についてであります。
8月に開催された市内の各スポーツ少年団の全国大会への出場においては、ドッヂボールで「掛合・レッド・ドラゴンズ」、野球で「大東野球スポーツ少年団」、ソフトボールで「寺領スポーツ少年団」がそれぞれ島根県代表として出場し、健闘しました。
さらに、掛合中学校からは柔道で白菊湧大(しらぎくゆうだい)選手、相撲で和久利星哉(わくりせいや)選手が全国大会へ出場されております。また、県中学校総合体育大会や中国大会でも、例年以上に活躍が目立ち、今後も、子どもたちの更なる活躍を期待しているところであります。

さて、政府においては、アベノミクスの地方への浸透や人口減少問題等への対応方針について、6月24日に「骨太の方針」が示され、この度「まち・ひと・しごと創生本部」の設置及び担当大臣が決定し、具体的な取り組みが始まりつつあります。こうした国の動き等を踏まえ、島根県においても「人口対策本部」が設置され、市町村とともに島根県の人口減少問題に対処していくこととされました。
こうした状況下、現在、策定を進めております「第2次雲南市総合計画」の策定委員会において、合併以降10年間で本市の人口が約5千人減少していることから、持続可能なまちづくりに向け人口減少を食い止めるため、特に転出により減少の多い20歳代、30歳代を中心とした子育て世代の確保を図ることが最も重要とされました。
市といたしましても、この世代の確保に向けた大胆な施策を打ち出し、市外流出の抑制、移住・交流人口の拡大などに取り組み、これからの10年で人口の社会増をめざして参りたいと考えます。
なお、本策定委員会からは、去る8月6日に第2次雲南市総合計画の基本構想案を提出いただいたところであり、委員長の加藤一郎(かとういちろう)様をはじめ20名の策定委員の皆様には、昨年から14回にわたり熱心に議論を重ね、まとめていただき、厚くお礼申し上げる次第であります。
また、7月10日から8月5日にかけ、市内8か所で開催しました平成26年度市政懇談会では、主要課題として「市政10年の振り返りと今後のまちづくり」について説明を行い、参加いただきました約600人の市民の皆様と活発に意見交換をさせていただきました。お聞きした多くの貴重なご意見・ご提言につきまして、今後の市政に活かして参ります。ご参加いただきました全ての皆様に深く感謝申し上げます。

続いて、市制施行10周年記念事業についてであります。
市制施行10周年を迎えるにあたり、本年11月1日に三刀屋文化体育館アスパルにおいて記念式典を挙行いたします。当日は、市議会6月定例会におきまして名誉市民として推挙することに同意をいただきました、陶山吉朗(すやまきちろう)様に名誉市民の称号をお贈りし、顕彰を執り行うこととしております。
また、10年の節目にあたり雲南市表彰規則に基づき、各分野で功績の顕著な個人、団体の方への各種功労表彰も行う予定としております。
さらに、式典では昨年来多くの皆様に携わっていただいた「雲南市の歌」を披露するとともに、10年間の歩みを映像で振り返っていただき、締めくくりには、「うんなん健康都市宣言」を行う考えであります。市議会議員の皆様をはじめ、市の各種委員並びに各団体の皆様にご案内申し上げますので、ご出席を賜りますようお願いいたします。

市民と行政の協働によるまちづくりについて

次に、6つの政策に沿って申し述べます。
1点目は、市民と行政の協働によるまちづくりについてであります。
まず、雲南市東京ふるさと会第4回交流会についてであります。
去る7月12日に、会員及び雲南市の関係者など約100名の参加により雲南市東京ふるさと会第4回交流会が盛大に開催されました。交流会第1部では、私より「これまでのまちづくりと、これからのまちづくり」と題して、市制施行10周年記念講演を行いました。
また、会員の皆様からは、ふるさと雲南市へのあたたかい激励の言葉をいただきますとともに、ふるさと納税を賜りました。納税いただきました皆様に心からお礼を申し上げますとともに、有効にこの寄付金を活用させていただきたいと考えております。

続いて、雲南ゼミの開催についてであります。
全国各地の地域づくりの関係者が雲南市に集い、地域自主組織をモデルに地域づくりを相互に学び合う、通称「雲南ゼミ」を毎年春と秋の年2回開催しており、本年も5月の開催に続いて、秋の部を10月29日から31日の3日間、開催いたします。このうち10月31日には、各地域自主組織の皆様からその取組みを発表していただく「地域自主組織取組発表会」をチェリヴァホールにて開催いたします。
また、発表終了後は市制施行10周年を記念し、市内全域の地域自主組織の皆さんが一堂に会し、初めてとなる交流会も開催することとしております。
こうした雲南ゼミの動きに加え、人口減少社会への危機感などにより、雲南市が取り組んでいる地域自主組織の活動に対する関心は全国各地で着実に広がってきております。国においても関心を示され、総務省より調査事業の委託を受けることとなりました。そのことにより、地域自主組織の法人格取得方策を共同で取りまとめた三重県伊賀市、名張市、兵庫県朝来市の4市で協力し、全国的な仕組みの普及と諸課題の解決に向け、本年度後半に賛同自治体の輪を広げていく取り組みを展開していくこととしており、関連補正予算を本議会に提出しております。

続いて、加茂町の地域自主組織にかかる再編協議状況についてであります。
加茂町では、現在14の地域自主組織が積極的に地域づくりに取り組まれておりますが、拠点となる交流センターが1つであることや活動に課題があることなどから、地域自主組織の再編について検討されて参りました。
その結果、来年4月に14組織を1つの地域自主組織に再編されることとなり、現在、地域自主組織設立準備会を組織し、組織編成について検討されているところであります。市といたしましても、再編後の地域自主組織がスムーズに活動されるよう、支援して参ります。

続いて、波多コミュニティ協議会によるスーパーマーケット開設準備についてであります。
本年3月末で小売店の無店舗地区となった掛合町波多において、地域自主組織「波多コミュニティ協議会」が事業主体となり、スーパーマーケットの開設準備が進められています。開設場所は波多交流センター内を予定されており、生鮮食料品や日用雑貨及び地域の野菜・特産品など、産直市的要素もあると聞いております。市といたしましては、無店舗地区という地域課題を積極的に解決される取り組みに敬意を表するとともに、初期投資に係る支援策や運営サポートについて検討、協議を進めているところであります。

続いて、三日市シェアオフィス事業についてであります。
これまで市内の若い方々とそのネットワークにより全国から集っていただいた若者の皆様が空き家の活用策を検討されておりました。市ではこの度、この検討案を受け、若者がチャレンジする場、シェアオフィスとして空き家を整備することとし、木次町三日市地区において、空き家を活用したシェアオフィス調査研究プロジェクト事業を実施することとしています。この整備により、市内外の若者の交流が進み、移住のさらなる推進につながることを期待しております。

環境に配慮した安全・快適な生活環境づくりについて

次に、2点目、環境に配慮した安全・快適な生活環境づくりについてであります。
まず、加茂岩倉パーキングエリアと加茂岩倉遺跡の連結についてであります。
昨年3月に加茂岩倉パーキングエリアが完成し、加茂岩倉遺跡との連結整備を推進して参りましたが、去る8月9日より高速道路のパーキングエリアから直接遺跡へ入ることが可能となりました。パーキングエリアからは、徒歩で約15分の近さであり、遺跡の魅力発信への大きな貢献を期待しております。

続いて、平成26年度島根県原子力防災訓練についてであります。
平成26年度の島根県原子力防災訓練が島根県と鳥取県及び周辺6市の合同により、10月18日に実施されます。本年度の訓練における重点項目は、一点目として、今回初めて放射性物質が放出されたことを想定した避難実施手順の確認、二点目として、広域避難に伴うスクリーニングの実施、三点目として、住民の皆様に理解しやすい言葉を使用した広報等であります。
雲南市の訓練項目は、昨年度に引き続き、初動対応訓練、住民等避難措置等訓練、緊急時モニタリング訓練等を予定しております。

地域で支えあうくらしづくりについて

次に、3点目、地域で支えあうくらしづくりについてであります。
まず、うんなん健康都市宣言についてであります。
市制施行10周年に併せ、市民あげて健康長寿 生涯現役をめざしていくため、「うんなん健康都市宣言」の制定について本議会に議案として提出しております。
この宣言は10周年記念式典の中で発表し、雲南市が取り組む姿勢を市内外に表明して参りたいと考えております。

続いて、地域で取り組む健康づくりについてであります。
雲南市の大腸がん死亡者は年々増加傾向にありますが、大腸がん検診受診率は低迷しております。そこで、受診者の拡大を図るため、本年度から希望する地域自主組織を対象に大腸がん検診容器の販売を委託することといたしました。この委託事業により地域自主組織を中心に健康なまちづくりがさらに進むことを期待しております。

続いて、雲南市立病院改築事業と経営状況についてであります。
市立病院の実施設計につきましては、5月に梓設計・ナック建築事務所設計共同企業体と業務委託契約を締結し設計を進めており、今後、都市計画法に基づく開発許可制度に沿って手続きを進めて参ります。
また、平成25年度決算でありますが、経常収益において7千万円の利益が図られ、2年連続の黒字計上となりました。また、内部留保資金も9億円となり、経営の健全化が図れております。

ふるさとを愛し豊かな心を育む教育と文化のまちづくりについて

次に、4点目、ふるさとを愛し豊かな心を育む教育と文化のまちづくりについてであります。
まず、教育委員の選任についてであります。
永井まゆみ教育委員におかれましては、2期6年の間、雲南市の教育行政の推進にご尽力をいただきましたが、この度、任期満了を迎え、ご勇退されることとなりました。これまでの教育振興に対する多大なご功績について、心から敬意を表し、深く感謝申し上げる次第であります。
委員の後任につきましては、山根明子(やまねあきこ)様を選任いたしたく、本議会へ同意案件を提出しております。
なお、任期は本年10月1日から平成30年9月30日までの4年間であります。

続いて、教育委員会制度の改革についてであります。
地方自治体の教育委員会制度を改正するための法律が6月20日に公布され、来年4月1日に施行されることとなりました。改正の内容としては、これまでの政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築として、教育委員長と教育長の一体化や首長が招集する「総合教育会議」の設置、教育に関する「大綱」を首長が策定することなどが定められたところであり、今後、制度改正に向けた対応を進めて参ります。

続いて、リッチモンドサマースクールと姉妹都市提携についてであります。
去る8月10日から21日の12日間、アメリカ インディアナ州リッチモンド市へ7名の中高生を派遣し、私も初めてリッチモンド市を訪問いたしました。
また、この度の訪問に併せ、リッチモンド市と姉妹都市提携を締結いたしました。リッチモンド市のサリー・ハットン市長を始め、リッチモンド市の皆様の温かい歓迎を受け、無事、調印式を執り行うことができました。この姉妹都市提携により、今後、両市の友好関係が益々発展し、青少年の相互交流がより活発になるものと期待しております。
また、言葉も文化も異なる中で、参加された中高生の皆様の堂々とした発表の様子や、日々成長していく姿に驚くとともに、将来の雲南市発展の大きな力になってくれると確信し、嬉しく思った次第でございます。

続いて、「幸雲南塾inさんべ」についてであります。
今年で6回目の開催となります「幸雲南塾inさんべ」を9月20日から1泊2日で、三瓶青少年交流の家において開催いたします。本年も市内中学3年生を対象に参加者を募集し、さまざまな業界で活躍されている市内外の方々を講師にお迎えし、夢をもつことや夢に向かって努力すること、働くことの意義や大切さなどについて考えていただきます。
また、特に本年は、「学校」の「学」に楽しいという字を充てた「自分をつくる楽校inさんべ」として、市内高校生を対象としたプログラムを同時に開催し、市外の方を中心とした社会人を講師に迎え、自分たちの将来の目的や夢についての話し合いを計画しております。参加された中高生の皆様の夢や将来がより具体的になり、進路などを考える際の一助になることを期待しております。
さらに、10月7日から9日までの3日間、『夢』発見ウィークと銘打った中学生の職場体験学習を行います。本年度は市内153事業所にご協力いただき、市内7校の中学3年生の全生徒370名が校区を越えて体験学習を行います。生徒が体験する職場を決めるための事前面接において、面接官を引き受けていただいた市民の皆様、事業所の皆様及び保護者の皆様のご理解、ご協力に心から感謝申し上げます。

続いて、第24回「永井隆平和賞」についてであります。
平成3年に永井隆博士の崇高な精神を後世に伝えていくことを目的に創設した「永井隆平和賞」は、今年で24回目を迎えます。今回は、全国19都道府県から「愛」と「平和」の作文及び小論文1,270点の応募があり、心打たれる作品が数多く寄せられました。選考の結果、市内では小学生低学年の部において、飯石小学校3年生の藤原秀伍(ふじはらしゅうご)さん、小学生高学年の部において、三刀屋小学校6年生の田中太士(たなかたいし)さんがそれぞれ最優秀賞を受賞されました。発表式典は、来る9月14日の日曜日、13時より三刀屋文化体育館アスパルで行います。今年は、NHKに特別にご協力をいただき、最初に永井博士のドキュメンタリー映像を上映いたします。この映像では、永井博士の生き方、平和への思い、大切な人を救えなかった苦悩、残される我が子たちへの思いなど、本人の肉声や記述、博士と交流のあった方の話などを交えて作成されており、生前の博士の姿を伝えるものとなっています。その後、最優秀作品の表彰式と本人による作品の朗読を計画しております。
また、本年は市制施行10周年記念事業の一環として、「雲南市演劇によるまちづくりプロジェクト実行委員会」制作の創作市民劇「Takashi」が今月14日、15日の2日間、木次経済文化会館チェリヴァホールで上演されます。平和賞、市民劇ともに多くの市民の皆様のご来場をお待ちしております。

賑わいあふれる雲南市について

次に、5点目、賑わいあふれる雲南市についてであります。
まず、中心市街地活性化基本計画の策定に向けた取り組みについてであります。
本市都市計画の将来像である「暮らしやすい都市づくり」を目指し、都市の魅力創造や商業活性化による賑わい創出を推進するためには、市の顔となる中心市街地の形成が必要であると考えております。今後、1年程度をかけ中心市街地活性化基本計画を策定して参ります。

続いて、市道大羽根尾(おおばねお)線改良事業についてであります。
「南加茂企業団地」内の「市道大羽根尾線」につきましては、行止り解消や企業の立地基盤整備を目的として、平成27年度より順次、改良事業に着手する旨、これまで説明して参りました。この度、同団地立地企業からの増設意向などに基づき、雲南市土地開発公社より同団地の拡張計画案が寄せられており、市道改良と団地拡張エリアが隣接していることから、市から同公社に市道改良を委託し、同公社によるプロパー事業として団地拡張と市道改良を一体的に進めることとしたところです。これにより、事業費や事務労力の縮減につながるとともに、完成した暁には同団地への企業立地の促進並びに雇用確保に努めて参りたいと考えます。

続いて、農地中間管理事業の推進についてであります。
地域農業の中心となる担い手農家への農地集積を進めるため、出し手となる農家から農地を借り受け、担い手農家へ貸し付ける農地中間管理事業を行う農地中間管理機構について、島根県では「公益財団法人しまね農業振興公社」を指定され、本年度から業務をスタートされております。
本市における同事業の窓口として、産業振興部農林振興課が同機構と受託契約を結び、農用地利用配分計画案の作成や集積協力金の交付をはじめ、事業の周知や円滑な実施に努めて参ります。
なお、本事業では、農地の出し手に対し、農業をやめる場合などに1戸当たり30万円から70万円の経営転換協力金が交付される制度があります。この交付を受けるためには、年内に農地の貸し借りの手続きを行う必要があることから、本年度は新規法人設立に伴う農地集積を中心に、例年2月前後に集中している権利移動を年内に前倒しして事業を実施して参ります。

続いて、農政に関する国との意見交換会の開催結果についてであります。
国・県・市町村の実務担当者が中山間地域の農業・農村について、現地視察や意見交換を行う「農村フォーラム」が、島根県農業農村整備推進協議会の主催により、去る7月14日に本市で開催され、農林水産省を含む関係者約450名の参加がありました。
当日は、山王寺本郷(さんのうじほんごう)棚田などの現地視察や大阪市立大学大学院の松永桂子(まつながけいこ)准教授の講演、農水省からの情報提供、市内の農業法人からの活動事例発表やパネルディスカションが行われました。私からは、中山間地域の実情を踏まえ、次世代の担い手が将来にわたって安心感を持って農業生産活動が継続できるよう、地域の特性に配慮した施策の推進を農水省に対し強く要望いたしました。国において進められている「食料・農業・農村基本計画」の見直しを引き続き注視して参ります。

続いて、農業委員会委員の改選についてであります。
本年7月19日の任期満了に伴う農業委員会委員の一般選挙が実施され、新たに第5期農業委員会が7月20日スタートいたしました。会長には大東町の加藤一郎(かとういちろう)様、会長職務代理者には掛合町の石橋義明(いしばしよしあき)様が選出されました。
本市の農業は、農業従事者の高齢化や担い手の不足、耕作放棄地の増加など、大変厳しい状況にありますが、農業委員会には優良農地の確保と有効利用、農業の担い手確保・育成の取り組みが強く期待されているところであります。農業委員の皆様の英知と豊富なご経験を活かされ、今後も本市の農業・農村の活性化に向け、活発にご活動いただくことを期待しております。

続いて、うんなん幸あり祭(さい)(うんなん幸ありまつり)についてであります。
本市では、これまで「安全安心な食と農」を活かした地産地消や地産都商、農商工連携や6次産業化、農家レストランなどの農業振興や、「神楽」「たたら」といった歴史遺産を活かした観光振興に取り組んで参りました。
そこで、市制施行10周年を契機に、これまでの取り組みの成果を広く発信するため、市内関係団体の皆様とともに実行委員会を結成し、11月1日、2日の両日、三刀屋文化体育館アスパルにおいて「うんなん幸あり祭」を開催することといたしました。
当日は、農家レストランや神楽の上演、物産販売などを通じて雲南の魅力をさらにPRし、今後の産業振興、交流人口の拡大につなげて参ります。そのため、このうんなん幸あり祭を今後、恒常的に開催する考えであります。

続いて、「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」を通じた雲南市のPRについてであります。
「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」は、アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」に着想を受け、現代の刀匠たちが挑んだ新作日本刀を展示し、日本刀の魅力や素晴らしさを紹介する展覧会であります。本年、この展覧会がパリやマドリードなどの海外都市で催され、帰国後、国内初めての展覧会が松江歴史館において11月21日から来年1月18日まで開催されることとなりました。
そこで、本市では本展覧会に「これが日本刀の源だ!」と銘打った雲南市ブースを設置し、「日本刀のふるさと“雲南市”」を紹介していくことといたしました。また、併せて市内のたたらに関する施設を巡っていただく「たたら体験バスツアー」を運行し、雲南市の魅力をPRして参ります。

続いて、映画「たたら侍」についてであります。
本年4月、錦織良成(にしこおりよしなり)監督の新作映画「たたら侍」を支援するための島根県及び県東部5市2町による連絡会が立ち上がり、去る5月7日には映画制作のプレイベントが島根県民会館で行われ、錦織監督、EXILE(エグザイル)・HIRO(ヒロ)さんほか多数の方々が出演されました。イベントでは、掛合太鼓保存会も出演され、主演の青柳翔(あおやぎしょう)さんや劇団EXILE、E-girls(イーガールズ)のみなさんとの華麗なショーが繰り広げられ、全国に映画「たたら侍」をPRされたところです。映画は、今秋から県内各所で撮影が開始され、平成28年の公開が予定されており、本市も今後、文化振興や観光振興、定住推進につながるよう映画制作の支援を通じて、雲南市の魅力を発信して参ります。

5つの政策を実現していくための推進計画・行財政運営について

最後に、これまでに述べました5つの政策を実現していくための推進計画・行財政運営についてであります。
まず、新庁舎建設についてであります。
新庁舎建設工事につきましては、起工式を終え本格的に工事着手したところです。これまで杭工事や基礎工事を行い、基礎杭の施工につきましては、支持地盤となる地層を確認し97本の基礎杭を施工したところです。今後、躯体工事に着手し、来年8月の完成に向け、安全確保と適切な工程管理に努めて参ります。

続いて、うんなん幸あり月についてであります。
雲南市の様々な「幸」を活用した取り組みを市外に向けてPRするため、10月12日から11月30日までを「うんなん幸あり月」と題し、広く情報を発信して参ります。
本年は従来からの取り組みに加え、地域自主組織や市民活動団体などが取り組まれる雲南の幸を活かした体験交流プログラムの情報を発信し、より深く雲南の魅力を体感していただけるよう取り組みを進めて参ります。
また、先ほど申し述べました「うんなん幸あり祭」も新たに開催されます。期間中、雲南にお越しいただいた皆様に、美味しい食や秋おススメの観光スポットを楽しんでいただくため、ランチメニューの紹介や観光地情報の提供も行って参ります。この取り組みにより雲南の幸がさらに磨かれ、交流人口の拡大につながることを期待しております。

議案等について

最後に、財政状況及び議案についてであります。
まず、財政状況についてであります。
本議会に平成25年度決算を提出していますが、普通会計決算では、歳出決算で302億18百万円となり、前年度比3.5%の増となりました。一方、財政調整基金・減債基金の繰入は行っておらず、引き続き収支均衡が達成され、健全化比率については、実質公債費比率が対前年度比1.4ポイント減の14.6%となり、さらに改善が図られたところです。
また、本年度の普通交付税につきましては、合併算定替終了後の見直しとして、雲南市が呼びかけ中国地方の4市で研究した内容を基に、「支所に要する経費」が算入され、削減額の約三分の一が復元されております。本市は、平成27年度から一本算定に移行となりますので、今後も財政の健全化に努めるとともに、次年度以降に予定されています復元に向け引き続き要望を行って参ります。

続いて、補正予算についてであります。
一般会計は、介護給付・訓練等給付事業6千6百万円、公共施設小規模修繕事業3千1百万円、道路維持補修事業2千5百万円、林地崩壊防止事業2千3百万円、予防接種事業2千1百万円、菅谷たたら山内保存修理事業2千万円、農地集積・集約化対策事業2千万円、道の駅たたらば壱番地管理事業1千6百万円、掛合保育所保育業務委託事業1千5百万円、勤労者総合福祉センター管理事業1千5百万円、前年度各種事業補助金返還金3千2百万円、地方債の繰上償還元金1億4千2百万円の追加などを計上しております。
また、特別会計等におきましては、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、生活排水処理事業特別会計、ダム対策事業特別会計、清嵐荘事業特別会計、病院事業会計で、それぞれ事業内容の変更等に伴う補正予算を計上しております。

その外、条例5件、一般事件2件、予算7件、同意事項1件、認定事項13件、諮問事項2件、報告事項7件を提出しておりますので、慎重にご審議いただき、可決賜りますようよろしくお願い申し上げ、開会にあたっての施政方針といたします。