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食べ残しなどの食品類を含むごみの処理に注意してください(野生動物の餌付けによる人的被害防止について)野生動物の餌付けによる人的被害防止について説明しています。

食べ残しなどの食品類が餌となるケースと防止について

タヌキ、キツネ、ハクビシン、アナグマ、アライグマ、ヌートリア、サル、シカ、イノシシ、クマなど様々な野生動物が私たちのまわりには住んでいます。
近年、こうした野生動物が、昼夜を問わずに住宅地や幹線道路など私たちのすぐそばに頻繁に現れています。

これまで、こうした事案が発生するたびに、山に食べ物が少ないことや、住みかが少ないこと、山が荒れてきていることなどが言われています。
しかし、最近では、ごみを目当てに人里に現れる野生動物が多くなってきています。

適切に処理しているように見えるごみでも、時と場合によっては野生動物の餌となり、思わぬところで餌付けをしてしまっていることがあります。

以下は代表的な例です。

公園などで食べ残しを捨てたものが餌となるケース

公園などでお弁当を広げて楽しくお昼を食べる。

よくある楽しそうな光景ですが、この時に出てくる食べ残しを公園のごみ箱に捨てたままにしておくと野生動物は公園をおいしい餌が簡単に食べれる場所だと思い、何度も訪れるようになります。

食べ残しが出ないように注意するほか、食べ残しが出た場合は自宅へ持ち帰るようにしましょう。

食べ残しが捨てられたゴミ箱が、場合によっては熊やイノシシなどの危険な動物の餌場となってしまうことがあります。

田畑に置いた生ごみが餌となるケース

野菜くずなどの生ごみを田畑に埋めたり、捨てたりすることは、野生動物に餌を与えることと同じことです。

田畑に餌があると覚えた野生動物は餌を求めて頻繁に田畑に現れるようになり、そのうち生ごみだけでなく作物も荒らすようになります。

対策としては、生ごみ処理機やコンポストを設置して堆肥化することです。生ごみの減量化にもつながります。

家庭ごみが餌となるケース

ごみ集積所に出した家庭ごみが、ナイロンネットで覆うだけであったり、ふたや扉に鍵もなく軽く開くようになっていて、野生動物が容易に荒らすことができる状態にある場合、餌場として人家のそばに現れ、人間の食べ物を狙うようになります。

家庭ごみを長時間放置しないよう、収集日当日の決められた時間内に、ごみの持ち出しをお願いします。

(番外)誰も取らない柿やみかんなどが餌となるケース

ごみとは別の話になりますが、柿やみかんなど果樹を植えている家が多くありますが、熟しても取らずにそのまま放置したりしてはいないでしょうか。
熟した果実は、野生動物にとってはおいしく栄養のある食べ物になります。
こうした果樹が多い場所は野生動物にとって過ごしやすい場所となり、餌場として利用したり、周辺に住みついて繁殖したりするようになります。

利用しない果樹は伐採する、果樹が必要量程度になるように枝打ちをして整理するなどの人の手による管理が必要です。

適切に処理されないごみによる野生動物の餌付けを原因とする人的被害を防止するために

人間と野生動物には、お互いの安全安心な暮らしのために適切な距離を保つことが必要です。
ごみを適切に処理しないことが、こうした距離を不用意に近づけてしまったり、壊してしまうことがあります。
最悪の場合、野生動物により人的被害がもたらされることもあります。
​そうしたことを防止するために、次のことに注意してください。

  1. (1)食べ残しや廃棄する食品などはごみ集積施設に収集日に出して処分する。
  2. (2)ごみ集積施設はできるかぎり野生動物が壊せない・侵入できない構造で作り、壊れたら早めに修理する。
  3. (3)公園など不特定多数の人が利用する施設では不用意に食品ごみを捨てない。
  4. (4)果樹や農作物で不要なものは人に配る、コンポストなどの適切な方法で堆肥化する、作る量を調節するなどして、野生動物の餌を作らない。

ごみの適切な処理についてご理解とご協力をお願いします。


お問い合わせ先

市民環境部 環境政策課
〒699-1392
島根県雲南市木次町里方521-1
Tel 0854-40-1033
Fax 0854-40-1039
kankyouseisaku@city.unnan.shimane.jp
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