ここから本文です。

市報うんなん2016年12月号

ここから本文です。

うんなんの若チャレ

若者による地域課題解決をすすめる「若者チャレンジ」を紹介します。

NPO法人おっちラボ 平井佑佳(ひらいゆか)さんです。

平井さん

雲南市の心豊かな人の営みを紡ぎたい

◯生い立ちについて教えてください。

加茂町生まれで、高校から出雲に出ました。
高校卒業後は、アルバイトなどをしていましたが、このままでいいのかという思いを強く持っていました。また、将来についてのイメージが持てない時期でした。
平成23年にキラキラ雲南から舞台裏方のお手伝いに誘っていただきました。数回参加するうちに、少しずつ自分も誰かの役に立てている、仕事を頑張れていると実感するようになっていきました。
平成24年に「神話博しまね」のスタッフになったことをきっかけに、島根県の嘱託職員として働くことになりました。 将来について少しずつイメージを描けるようになっていきました。

◯幸雲南塾やおっちラボとはどのように出会われましたか?

自分がこの土地で暮らせる展望が持てるようになったことで、私の大好きな里山の風景、その中に暮らす方の営みがずっと続いてほしい、そのために私も主体的に動いていきたいと思うようになりました。
その中で縁あって「幸雲南塾2014」に参加し、自分の好きな着物に関するマイプランを作り発表しました。一緒に頑張る仲間や、全国の先輩実践家の姿から非常に刺激を受け、これをきっかけに地域のことに目が向き始めました。そんなとき「おっちラボで頑張ってみない?」という声をいただき、働くことになりました。

◯実際に働いてみてどうですか?

最初は地元で働くことができて良かったと安堵しているような気持ちもありましたが、塾生として支援を受ける側から支援する側になることや、それまで受け継がれてきた「幸雲南塾」という事業のバトンを受け継ぐことに大きな責任を感じました。そのため、力不足に焦って自分の役割を見失いかけたこともありました。でも、幸雲南塾生のプランが形になることを通じて、自分を含めた雲南市に暮らすたくさんの人たちの笑顔につながることを感じ、さらに若い人たちの頑張る姿が増えたと実感しています。

◯幸雲南塾ではどんな役割を担っていますか?

今期(第6期)は、幸雲南塾全体の運営担当と「森のようちえん」づくりをめざす、“Joynt(ジョイント)”の担当サポーターとして、事業を進めていくための戦略を一緒に考えたり、困りごとを聞き、支援してくれそうな方を紹介したりしています。「森のようちえん」が子どもたち、保護者の皆さん、地域の方など関わる方みんなが笑顔になるようなプランとして成果が出せるものになればと思っています。

◯今後の展望について教えてください。

おっちラボとしては、雲南市の暮らしを“創り”“守る”若者「ローカルチャレンジャー」の活動をよりよく支援していけるように、幸雲南塾などの事業のやり方を毎年改善していきたいと思っています。
また、私個人としては、今は周りの人に恵まれ助けてもらうことが多いですが、サポートをお返ししたり、次の世代に渡すことができように、成長していきたいと思っています。
雲南市の人の温かさ、自然に囲まれた暮らしの豊かさなどの魅力が伝えられるような存在になっていきたいです。

◯雲南市の若者にメッセージをお願いします。

ぜひ、三日市ラボを覗いてみてください!そこで市内で頑張っている人に会って、話をしてみてほしいです。また、幸雲南塾生のサポートにも、ぜひ皆さんの力を貸してください!


もしもに備えて

防災情報

急病時の医療機関