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市報うんなん2015年2月号

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特集「輝け!! うんなんのスポーツ」

近年、世界で活躍する日本人選手が増える中、雲南市でもスポーツが活発に行われています。
市で開催された、世界レベルのトップアスリートによる指導の様子と、世界を目指すジュニアアスリートたちの活躍、そして現在行っている雲南市のスポーツ振興について紹介します。

注目のジュニアアスリートたち

レスリング

加茂B&G海洋センターで週3回行われているレスリング教室で、お互い切磋琢磨する4人は、県外大会や合宿などで経験を積み、全国少年少女レスリング大会で好成績を収めており、全国から注目を集める選手に成長しています。
3月に行われる小学校4年生以上が対象の「全国少年少女選抜レスリング選手権大会」へ、鳥目裕太(とりめゆうた)さん、黒田佳吏夫(くろだかりふ)さん、小野正之助(おのまさのすけ)さんが出場する予定で、3人のメダル獲得が大きく期待されています。


▲Yu-Gaku加茂スポーツクラブ所属 (左から)鳥目裕太さん(加茂小学校5年)、黒田佳吏夫さん(加茂小学校5年)、小野正之助さん(松江市・内中原小学校5年)、小野こなみさん(松江市・内中原小学校2年)

▲練習風景

ソフトボール

大東中学校ソフトボール部の主将で、島根県選抜チームのキャプテンも務める捕手の女鹿田千紘(めかだちひろ)さんが、中学生女子日本代表の選抜メンバーに選ばれました。
県の推薦を受け中国地区の選考会を経て、昨年11月に日本ソフトボール協会が行った全国女子ジュニア育成中央研修会に参加。約60人の候補者から日本代表メンバー17人の1人に選ばれました。
女鹿田さんは、1月中旬から他の日本代表メンバーとともに、東京での練習を経て台湾遠征に参加されています。


▲女鹿田千紘さん(大東中学校2年・ソフトボール部)

▲練習風景

陸上

大東中学校陸上部の井上 舞(いのうえまい)さんは、小学校5年生から本格的に陸上を始め、雲南ジュニア陸上クラブに所属、中学校では陸上部で幅跳びに専念されました。
そして、昨年の島根県中学校総合体育大会では2位、国体予選では見事優勝し、国体陸上競技少年B女子走幅跳の県代表選手に選出されました。長崎がんばらんば国体(長崎県)では残念ながら入賞を逃しましたが、全国の強豪を相手に堂々と競技し、大きな舞台での経験を積みました。
井上さんは、1月に岡山県で行われた、次の国体へ向けた陸上競技の強化合宿に参加されました。


▲井上 舞さん(大東中学校3年・陸上部)

▲長崎がんばらんば国体の様子

トップアスリートによる指導

レスリング

「めざせ!オリンピック!レスリングが楽しくなる教室」

11月22日~23日、島根県レスリング協会主催の事業「レスリングが楽しくなる教室」が、加茂B&G海洋センターで行われ、県内外の幼年から中学生まで81人が参加しました。
講師は、アトランタオリンピック7位、世界選手権準優勝、オリンピックナショナルコーチの経験をもつ環太平洋大学女子レスリング部監督の嘉戸 洋(かどひろし)さんと同大学女子レスリング部11人のみなさん。
初心者から上級者まで、レスリングの基礎や新しい技術などを教わりました。


▲嘉戸 洋さん
 

ソフトボール

「北京オリンピック金メダリスト 上野選手・山本選手 ソフトボール教室」

11月29日、加茂中央公園野球場でNPO法人Yu-Gaku加茂スポーツクラブの主催によりソフトボール教室が開催されました。
この教室は、雲南地域において盛んな「ソフトボール」に焦点をあて、市民へのスポーツ振興を目的として行われました。(市報1月号「うんなん日和」掲載)
講師は、女子ソフトボール日本代表チームのエース投手で、アテネオリンピック銅メダル、北京オリンピック金メダルを獲得した上野由岐子(うえのゆきこ)さんと、同じく日本代表チームの1番サードとして活躍している山本 優(やまもとゆう)さん。
県内外から約300人のソフトボール愛好家たちが参加し、世界トップレベルの投球や打撃について学びました。

 

野球

「トップアスリートと『夢発見』野球教室」

12月14日、雲南市制施行10周年記念事業として、市体育協会等による実行委員会(委員長 田中久隆(たなかひさたか)さん)が主催した野球教室が木次体育館で開催され、市内で活動するスポーツ少年団野球部155人が参加しました。
現在プロ野球選手として活躍している、雲南市大東町出身の東北楽天ゴールデンイーグルスの福山博之(ふくやまひろゆき)さんと松江市出身の福岡ソフトバンクホークスの白根尚貴(しらねなおき)さんから、守備と打撃の指導を受けました。


▲白根選手(左)と福山選手(右)

うんなんのスポーツ振興

市では、高齢者や障がいのある方等、体の不自由な方の健康維持のためにもスポーツが重要な役割を担っていると考えています。
また、「早寝・早起き・朝ごはん」など生活習慣の習得とともに、幼児期における運動やスポーツについても、生涯にわたる体力・健康の基礎となるものとして重要視しています。
「いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも」を合言葉に、市では「生涯にわたって楽しむスポーツ活動の推進」をめざし、スポーツ推進委員協議会、体育協会、スポーツ少年団など様々な団体と協力しながら、社会体育・スポーツ振興施策を進めています。

 

地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト

平成25年度より、NPO法人Yu-Gaku加茂スポーツクラブでは、文部科学省の委託事業「地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト」に取り組んでいます。
このプロジェクトは、スポーツを普及・定着させ、トップアスリートなどが持つ技術や経験を地域スポーツに有効に活用し、スポーツの裾野の拡大および底上げを図ることや、専門的な技能を持つ地域の人材を小学校へ派遣することにより、教員の指導支援を行うことを目的としています。

【総合型地域スポーツクラブ】
NPO法人Yu-Gaku加茂スポーツクラブ
(連携)
・教育委員会
・みとやスポーツクラブ
・大東町総合型スポーツクラブ
■トップアスリート巡回指導
トップアスリート(国体出場以上)、アシスタントコーチ(有資格者)を派遣し、ジュニアアスリート支援を行う。
<平成26年度の派遣アスリート>
・バスケットボール:bjリーグ島根スサノオマジック
・サッカー:松江シティFC
・バレーボール:増井悠貴(ますいゆうき)さん
・陸上:石倉一希(いしくらかずき)さん
・ソフトボール:TEAM DAN-DAN(チーム ダンダン)
【派遣先】
市内中学校・スポーツ少年団 
■小学校体育活動支援
小学校体育活動コーディネーター5人を派遣し、器械運動、表現運動(ダンス等)の指導支援を行う。
<平成26年度の実施状況>
市内の小学校14校で、300時間を超える派遣を実施中
【派遣先】
市内小学校
■地域課題解決への取組み
住民のスポーツ参加を通じた地域課題解決への取組みを行う。
<平成26年度に行った事業>
☆トップアスリートの活用による地域スポーツの振興
・TEAM DAN-DAN(チーム ダンダン)によるソフトボール講習会
・スサノオマジックによる親子バスケットボール教室
☆スポーツを通じた地域住民のコミュニティづくり
・スポーツまつり(2月21日開催予定)
☆教職員向けの研修
・指導者講習会(表現活動)
   

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