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市報うんなん2014年11月号

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雲南病院だより

第4回病院祭を開催しました!

9月27日、爽やかな秋晴れに恵まれて、病院祭を開催しました。回を重ねること4回目の今祭は、“脈々と続く支えあう医療”をテーマに、院内外のスタッフによる手作りの催し物を行い、多くの方が来場されました。
オープニングセレモニーでは、院内保育所“ほたるキッズ”の子どもたちが登場し、元気なお遊戯を披露し、会場を盛り上げてくれました。
続く、講演では、荒神谷博物館 藤岡大拙(ふじおかだいせつ)館長が『出雲神話と医療』と題して、記紀神話(ききしんわ)や出雲国風土記(いずものくにふどき)に出てくる薬草、温泉などのの話から始まり、神代の昔から人々がいかに健康を願い、子孫に伝えようとしていたかを分かりやすく解説されました。出雲地方では、健康や医療の知識が説話として、伝承として、あるいはすでに一般常識となって、まさしく脈々と私たちに引き継がれていることに気づかされたように感じました。
午後の部では、メイン会場で楽しいイベントを開催。“雲南チェリーズ”の息の合ったハーモニカ演奏。“おしゃべりエンターティナーゆうき”の腹話術と手品では、子どもも大人も大いに楽しんでいました。院内音楽サークル“サウス・クラウド・アンサンブル”のコンサートに続き、最後は恒例の安来節ショーを行いました。今回もナースチームによる銭太鼓、ドクターチームによるどじょうすくい踊りで、会場は大いに沸きました。
催し物会場では、職員が自分たちの仕事を生かしたイベントを企画しました。医師による縫合体験コーナーや看護師による白衣試着体験コーナーでは、子どもたちの真剣な姿や嬉しそうな顔が見られ、職員にとっても心和むひと時となりました。その他、超音波検査体験コーナー、栄養相談コーナー、お薬相談コーナー、脳年齢測定などたくさんの体験・相談コーナーを設け、皆さんの健康づくりに役立てていただきました。
展示コーナーでは、院内の委員会・チームによる活動紹介、病院ボランティアによる活動紹介や雲南市内サークルの作品などを展示しました。今年は雲南市内地域自主組織の活動紹介ブースも設け、地域のために奮闘しておられる自主組織の活動も紹介しました。屋外展示会場では、救急車の展示とDMAT(ディーマット)(災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム)の活動紹介を行い、救急車は子どもたちに大人気でした。
また、今回初の試みとして、小学生以下の子どもたちを対象とした院内スタンプラリーを行いました。すべてのスタンプが揃うと記念品がもらえるということで、親子で頑張る姿が見られました。
病院祭は地域の皆さんとふれあい、病院をより身近に感じてもらうため開催しています。今回の病院祭でも、ご来場いただいた多くの皆さんとふれあうことができ、病院と地域とのつながりがより深まったと感じています。「地域に親しまれ、信頼され、愛される病院」として“支えあう医療を脈々と続けていく”ため、今後も地域の皆さんと一緒に地域医療を守っていきたいと考えています。

藤岡大拙館長による講演
▲藤岡大拙館長による講演
“雲南チェリーズ”のハーモニカ演奏
▲“雲南チェリーズ”のハーモニカ演奏
“おしゃべりエンターティナーゆうき”の腹話術
▲“おしゃべりエンターティナーゆうき”の腹話術
“サウスクラウドアンサンブル”のコンサート
▲“サウスクラウドアンサンブル”のコンサート
銭太鼓
▲安来節ショー〔銭太鼓〕
どじょうすくい踊り
▲安来節ショー〔どじょうすくい踊り〕
催し物会場〔縫合体験コーナー〕
▲催し物会場〔縫合体験コーナー〕
催し物会場〔一次救命処置体験コーナー〕
▲催し物会場〔一次救命処置体験コーナー〕
展示コーナー
▲展示コーナー
 

【報告】出雲空港航空機事故 消火救難訓練に参加して

雲南市立病院DMAT(ディーマット)チーム

10月7日に出雲空港で夜間の航空機事故を想定した訓練が行われ、当院のDMATチームも参加しました。消防・警察・医療機関などの関係39機関約220人が参加し、航空機が着陸に失敗、停止後に火災が発生し多数の傷病者が発生した想定で実施されました。
雲南市立病院DMATチームは、要請を受け現場に到着し、現場指揮所で指示を受けた後に救護活動を開始。重症度の高い人が収容される救護所の治療を任されることになりました。そこで救護所に運びこまれてくる傷病者の安定化処置、病院への搬送順位の決定、傷病者の情報収集等、他病院DMATと連携をとりながら活動を行いました。実働の訓練時間は1時間でしたが、航空機事故という惨事を想定し、張りつめた空気の中での訓練でした。
昨年はDMATを結成して間もなかったこともあり、この訓練を見学していましたが、今回、実働部隊として参加し、課題の多さと訓練の必要性を改めて感じました。
DMATはこうした多数傷病者(約10人以上)が発生した事故等に県内または消防署からの要請で出動することになっています。万が一事故等が発生した際に迅速な対応ができるように今後も訓練等に積極的に参加したいと思います。また訓練で得た課題をチームの中でも共有し、今後の活動に役立てていきます。

救難訓練の様子
▲救難訓練の様子
訓練に当たる雲南市立病院DMATチーム
▲訓練に当たる雲南市立病院DMATチーム


※DMAT・・・災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム

「みんくるカフェうんなん」開催!!

9月21日に、県内外の医療従事者・学生に雲南市、雲南市立病院の魅力を体感してもらう「うんなん医療見学ツアー」の一環として、当院で“みんくるカフェうんなん”を開催しました。
東京大学医学教育国際研究センターの孫大輔(そんだいすけ)講師を中心に「健康を核とする地域づくり」をテーマにグループで話し合い、地域での健康づくりに必要なこと、健康を守るために自分たちでできることは何かなど、参加者の皆さんが活発に意見を出し合いました。このカフェでの出会いや出てきた意見を、雲南での健康づくり・地域づくりに役立てていきたいと考えています。

ワールドカフェの様子
▲ワールドカフェの様子
孫大輔講師によるゲストトーク
▲孫大輔講師によるゲストトーク

うんなん医療見学ツアー

地域医療に関心のある医療従事者、医療従事希望者、医療系学生等を対象に、地域住民や雲南市立病院との交流を通じて、雲南市の豊かな暮らし、地域医療への取り組みを体感してもらうツアー。今回が3回目のツアーとなり、過去の参加者のうち3人が雲南市の保健・医療・福祉分野に従事している。

みんくるカフェ

健康・医療をめぐる様々なテーマについて、市民と医療者がともに学び対話する場。どのような立場の人でも気軽に楽しく会話できる「みんながくる場所」が「みんくるかふぇ」の由来。ここでの対話をもとに実践へとつなげていく。

院内サロン ふれ愛

【11月・12月の開催日】
 11月14日(金曜)・28日(金曜)
 12月12日(金曜)・26日(金曜)
【時間】
 午後1時30分から3時30分
【場所】
 雲南市立病院 南棟2階 ドック検診室

お気軽にお越しください。

病気についての不安を抱える患者さま・ご家族の交流の場であり情報交換・学習の場です。参加費等は必要ありません。
どなたでも自由に参加できるサロンです。

問い合わせは・・・雲南市立病院 保健推進課 電話0854-43-3602

展示コーナーのご紹介

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