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市報うんなん2014年10月号

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菅谷たたら歴史物語

山内生活伝承館の内部
▲山内(さんない)を見下ろす丘に建つ「山内生活伝承館」の内部。「炭焼」に関する道具や資料をはじめ、かつての山内の暮らしを紹介した絵画、生活道具が展示してあります。

「野(の)たたら」から永代(えいだい)たたらに移ると、木炭の消費量は増大しました。木炭用の木を切り出す山林は藩が所有しており、山林は鉄山として鉄師(てつし)に貸付けられていました。当時は木炭の需要が多かったため、炭材の盗伐(とうばつ)を取り締まったり、木を伐採(ばっさい)する刃物(はもの)を制限したりするなど厳しい対策が取られました。このように幕藩時代、、厳しい制約の中で行われていた炭焼ですが、たたら操業では単に炭があればよいのではなく、炭の鉄のでき栄えを左右していました。

次回は、たたら操業と木炭についてご紹介します。


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