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市報うんなん2015年1月号

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保健師・研究所うんなん・国際交流員のコーナー

健康推進課 電話0854-40-1045

10月家族ぐるみ・地域ぐるみで子どもの歯を守っていきましょう!

むし歯は「糖分」「むし歯菌」「歯の質」等多くのことが関わる生活習慣病です。乳幼児期は基本的な生活習慣を身につける時期として重要で、生涯を通じた歯の健康づくりにもつながると言われています。
昨年10月から11月の2カ月間、雲南市乳幼児健診受診者の保護者66人に、「おやつの与え方について」の聞き取り調査を行いました。その結果、約4割の家庭にたくさんのお菓子が入っている菓子鉢があり、菓子鉢の中には「おかき」と甘味のお菓子が一緒にありました。飲み物については、もっとも多く与えているのは、お茶であり、次いで牛乳でした。ジュースや乳飲料を与えている保護者は、あわせて4割でした(図1)。聞き取り調査の結果、むし歯になりにくい「おかき」とむし歯になりやすい甘いお菓子やジュース等を組み合わせて食べている食習慣が推察されました。
「おかき」はむし歯になりにくいおやつですが、甘いお菓子や甘いジュースなどの飲み物と組み合わせて食べると、むし歯になりやすいので、おやつの組合せに気を付けたいものです。

上手に取り入れましょう!こどものおやつ!! 図1 よく与える飲み物の割合

こげなことしとーます 研究所うんなん

身体教育医学研究所うんなん 電話0854-45-0300

お正月といえば・・・

♪もういくつ寝るとお正月♪
お正月といえば、歌にあるように凧あげやこま回し、まりつきや羽根つきといった伝承遊びをする子どもたちの姿が風物詩でした。しかし最近は、昔ほどその風景を見かけなくなったように思います。
お正月の伝承遊びには、家族が元気に1年を過ごせるようにと願いが込められていました。たとえば、羽根つきは、1年の厄をはね、子どもの健やかな成長を願うものとして親しまれてきました。

伝承遊びの良さ 再発見!

近年、戸外でからだを使った遊びが減少し、子どもの体力低下が指摘されています。
お正月の伝承遊びには、子どもの体力づくりに必要な要素が含まれています。たとえば、凧が高く上がるように全力で走る「力強さ」や、こまを回すために、全身をタイミングよく動かす「巧みさ」が身に付きます。また、羽根を打つためにとっさに足を大きく広げてバランスをとる「しなやかさ」も大切です。
伝承遊びで楽しくからだをたくさん動かして、からだの使い方を工夫し、体力を高められます。

家族で体を動かしてみませんか

伝承遊びを家族みんなですると、私たち大人にとっても楽しく、健康・体力づくりになります。
お正月は、縁起もよい伝承遊びに身近な人や子どもたちを誘って、体を動かしてみませんか。

国際交流員(CIR)の迷言コーナー うん、なんでしょう

斐伊交流センターの稲つくり体験活動に参加しました
▲斐伊交流センターの稲つくり体験活動に参加しました

こんにちは、ダニエルです。

欧米人がパンばかり食べていると思っている日本人は少なくありません。確かに、ご飯よりパンの消費量が遥かに多いですが、なぜこうなったのでしょうか?そして、米文化と麦文化にはどんな特徴があるのでしょうか?
欧米の気候を見ると雨が降りますが、日本や東南アジアのように梅雨のある国ほどではありません。米は常に水につかっていないと育たないので、雨が十分に降らない欧米は麦文化になったと考えられます。一方、梅雨の国は、どちらかというとお米の生産に向いています。
しかし、それだけでは文化の違いが分かりません。生産法をみると、米の方が2倍ほどたいへんだということが分かり、さらに集団力が必要だということが明らかになります。
さて、そこで文化の違いが見えてきました。社会心理学の調査によると、集団を強調するのは米を生産してきた国で、麦の国は個人主義です。調査のひとつとして、自分と周りの人の関係を絵で描くと、米文化の国の人は自分より友達や家族についてより大きく描き、麦文化の国の人は、友達や家族より自分のことについて大きく描いていることがわかりました。
米文化の地域、麦文化の地域それぞれが飛躍的な経済成長をみてきました。現在どちらの方が上だとか比べるのではなく、それぞれの長所と短所をよく検討して新しい道を探し出せば、経済問題や異文化理解が改善していくでしょう。

(参考:The New York Times Wheat People vs. Rice People by T.M.Luhrmann)


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