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市報うんなん2015年1号

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市長、議長 新年のごあいさつ

速水市長

光り輝く「プラチナシティ」の実現を

雲南市長 速水雄一

新年、明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、ご家族お揃いで、新しい年をお迎えになられましたことと心からお慶び申し上げます。
さて、雲南市は昨年11月1日に市制施行10周年を迎えることができました。平成26年度は、この10年を振り返るとともに新しい10年に向かってのさまざまな準備をする年でもありました。
雲南市は平成27年に高齢化率が約36%になると見込まれています。国全体の高齢化率が36%になるのが25年先の平成52年であり、国のそうした課題に今直面している雲南市はまさに「課題先進地」です。
そのような状況の中で、「地域自主組織」による小規模多機能自治の取り組みや、若手人材を掘り起こす「幸雲南塾」の開講と塾生による起業、更に雲南ゼミ・自分をつくる楽校・うんなん若者会議など志のある若者の人材育成とネットワークの拡大などを推進してきました。そうした取り組みを進めることによって若者がつながり、チャレンジし、地域課題の解決をはかりつつ「課題解決先進地」を目指してきました。
こうしたまちづくりの取り組みが認められて、全国組織の「プラチナ構想ネットワーク」が選ぶ「第1回プラチナ大賞」(平成25年度)で、雲南市は9自治体のうちの1つに選ばれ、特別賞をいただきました。プラチナ大賞を受賞した自治体に与えられる称号は「プラチナシティ」です。
新たな年に臨み、環境問題に優しく、資源とエネルギーの心配がなく、老若男女が社会参加し、心もものも豊かで雇用のある、人々がプラチナのように輝く威厳のある社会を実現するために、市を挙げたまちづくりを進めることを誓い合いたいと存じます。
具体的には、今年からの新たな10年に向かって、人口の社会増を目指した第2次雲南市総合計画を策定したところであり、それに則ったまちづくりが進められなければなりません。
その戦略として、「子育て」においては、子どもを育てやすい環境の一層の向上、「教育」では、雲南市独自のキャリア教育を更に充実することによる教育の質の向上、「雇用」では、企業誘致に加え、起業・創業の取り組みの支援、「住宅」では、若い方たちが住みやすい定住環境づくり、そして、「若者チャレンジ」では、地域や社会の課題解決に向け、若い方たちのチャレンジを支援していくための事業などが挙げられます。
更に今年は、市庁舎もいよいよ完成し、市立病院建設事業も緒に就きます。また、まもなく中国横断自動車道尾道松江線も全線開通し、交流人口の増加も期待されるところです。
新しい年、雲南市が大きく飛躍し、市民の皆様がご健勝ご多幸であらんことを祈念して、年頭のごあいさつといたします。

平成27年 年頭あいさつ

藤原議長

雲南市議会 議長 藤原信宏

新年明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、新春をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、2月に冬季オリンピックの開催、4月の消費税率引き上げ、8月には広島での豪雨災害、9月に御嶽山の噴火など、様々な出来事がありました。昨年の出来事も思い出せないほど世の中の流れが加速しているように感じます。県内では引き続き出雲大社が注目を集めました。出雲神話の頃のゆったりとした時の流れに思いをはせ、ゆとりを持って日々を過ごせたらと思います。心のゆとりがなければ、心も体も健康を失いがちになります。雲南市は、昨年「健康都市宣言」を行いました。年頭にあたり、改めて健康について自身に問うことも必要ではないでしょうか。
さて、雲南市では、昨年11月に市制施行10年を迎え、また今後10年の市の施策をまとめた第2次雲南市総合計画が策定されました。本年は新たなまちづくりに向けたスタートを切る重要な年になると考えております。これからのもっとも大きな課題は、人口の減少問題で、都会においても積極的に人口増に向けた取り組みが進められるなど、日本全体の大きな課題であります。特に雲南市のような中山間地では、人口の減少と高齢化により、地域のコミュニティーの維持や地域活動そのものが困難になるものと懸念され、無医地区や無店舗地区など生活の基礎となる施設が不足し、今後多くの課題が発生することが予想されています。そうした中で地域自主組織を中心にした先進的な活動が芽生えてきており、今後も地域に根差した活動が活発化することを大いに期待しております。
また、定住人口を増やすためには、市外からの人口の流入はもとより、今市内で生活している皆さんが安心で住みやすいと感じるまちづくりが重要と考えます。
本年は新庁舎が完成、雲南市立病院改築の着工など大規模事業もあり、3月には高速道尾道松江線も全線開通します。新たなまちづくりの基盤となるよう大いに期待するところであります。
昨年の12月定例会におきまして、議長、副議長および常任委員会等の構成替えを行いました。合併後10年の新たなスタートに併せ、議会も新たな気持ちで取り組んでまいりますので市民の皆さまの一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、年頭のごあいさつといたします。


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