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平成25年度市政懇談会を開催します

市報うんなん2013年7月号

 
平成25年度 市政懇談会を開催します
今年度の市政懇談会は、次のとおり市内9会場で開催します。
今回の内容は、「平成25年度の市政運営」、及び主要課題として「産業振興」、「子育て支援」について、市民の皆様との対話を行うことにしています。たくさんの市民の皆様のご参加をお待ちしています。
 
開 催 町  会場  開催日時 
 大 東 町  久野交流センター  7月24日(水曜) 午後7時~
 吉 田 町  田井交流センター  7月29日(月曜) 午後7時~
 吉 田 町  吉田健康福祉センター  8月1日(木曜) 午後7時~
 掛 合 町  掛合総合センター  8月5日(月曜) 午後7時~
 三刀屋町  三刀屋交流センター(多目的ホール)  8月7日(水曜) 午後7時~
 木 次 町  チェリヴァホール(大ホール)  8月19日(月曜) 午後7時~
 大 東 町  阿用交流センター  8月21日(水曜) 午後7時~
 加 茂 町  ラメール(ふれあいホール)  8月23日(金曜) 午後7時~
 大 東 町  佐世交流センター  8月26日(月曜) 午後7時~
 
◆2つの主要課題
(1)産業振興について
1 高速道路の開通の効果と課題
松江自動車道開通記念式の様子○高速道路は、生活・防災環境の改善や地域間交流の促進、企業の誘致や新たな産業創出など、地域を元気にし、また活性化させる社会基盤として重要な役割を担っています。
○本年330日、中国横断自動車道尾道松江線・松江自動車道(宍道ジャンクション~三次東ジャンクション・インターチェンジ間)が全線開通し、雲南市をはじめ、周辺地域に大きなメリットが生じた一方、国道54号等沿線対策の検討と実施が必要です。
 
 2 雲南市の産業振興
~観光と企業立地がカギ~ 
たたらば壱番地の様子○松江自動車道の開通で、文字通り本市が「島根県東部の南の玄関口」となりました。とりわけ「雲南吉田インターチェンジ」に隣接する道の駅「たたらば壱番地」の盛況により、雲南市への誘客アップが実現しました。この好機をとらえ、市内一円に向けての誘客を図ります。
○また、高速道路開通がもたらすメリットのひとつに、移動時間の短縮があります。物流面の利便性が飛躍的に向上し、企業立地(誘致)にも大きな期待が持てることから、高速道路沿線への企業団地造成に着手しました。
 
 観光
 高速道路を活かした雲南市の観光振興策
○島根県、各市町村並びに観光関連団体及び事業者等が一体となって、神話をテーマとした取り組みを進めています。(平成22年度から平成25年度)伝承バス チラシ○平成24年が古事記編さんから1300年を迎えるにあたり、「神々の国しまね推進事業」を取り組み、特に、昨年は出雲大社周辺を会場に開催された「神話博しまね」には約73万人の方が来場されました。
○古事記神話の3分の1は出雲神話が占めており、その中でもスサノオのヤマタノオロチ退治は特に有名な神話の一つで、その舞台とされる斐伊川の流域にはヤマタノオロチにまつわる伝承が数多く残っています。
○市としては県と連携し、ヤマタノオロチ伝承地を巡るバスツアーを平成22年度から取り組んでおり、特に昨年度は39回のツアーに426人(内訳:市内12%、県内45%、県外43%)の方にご参加いただきました。雲南市観光ガイドの案内も好評であり、本年度も内容を見直しながら引き続き取り組みます。
○神々の国しまねプロジェクト事業最終年の本年は、出雲大社の平成の大遷宮が執り行われ、奉祝行事も続いています。神話が息づく雲南市にも多くの方々に訪れていただく機会であると捉え、神話をテーマとした観光振興、また神話に結びつく神楽を活用した観光PRも行います。
○さらに、古事記に取り上げられる古くからの名湯「海潮温泉」「出雲湯村温泉」、「須我神社」等を活用した雲南市の認知度の向上への取り組みと合わせ、施設の充実が必要であります。特に国民宿舎清嵐荘については50年の歳月を経た施設であり老朽化は否めない状況にあり、今後、協議検討を重ねたうえ、老朽化対策の方向性を決定します。
○本年330日には松江自動車道が開通し、本格的な高速ネットワークが出来上がり、山陽方面がさらに近くなったところです。これまでも行っている広島圏域への観光情報の発信を強化しています。特に高速道開通前には広島圏域に向けたPR事業を行いました。そのうち、3月に取り組んだラジオCMが、先般、広島広告協会の広告企画制作賞「電波部門」「ラジオの部」で金賞を受賞したところです。本年度も高速道を活用した観光交流人口の拡大に向け、引き続き観光PR事業を取り組んで行きます。
また、雲南吉田インターチェンジに併設する道の駅「たたらば壱番地」は、連日盛況の状況です。この「たたらば壱番地」を起点とし、市内へ誘導する取り組みを行っていきます。
さらに、317日にオープンした加茂岩倉パーキングエリアにおいても、国土交通省等と協議を行い、パーキングエリアから岩倉遺跡へ徒歩で回れるよう整備を行う予定です。
○観光振興について課題と現状を把握、分析し、沿線への観光活性化策を含めた観光ビジョン策定等にも取り組んで行きます。
 
 企業立地
高速道路を活かした雲南市の企業立地(誘致)・雇用対策
【合併以来の企業立地実態】
〇合併以来19社の企業立地・増設により設備投資総額265億円、雇用者数310人。
〇地域経済の活性化、雇用創出に大きく貢献しています。
【企業団地の整備計画】
〇平成24年度「雲南市産業集積拠点形成アクションプラン(企業団地整備計画)」を策定。
○平成25年度から新たな企業団地整備に着手しました。
○新たな企業団地では、雲南市の工業の特徴である「機械器具製造業」、「金属加工業」、「食品製造業」にかかわる工場等の進出や、新たに成長が見込まれる「バイオマス関連産業」、「環境関連産業」の進出を促します。
(産業集積拠点形成候補地 <エリア>)
新たな企業団地造成は「加茂町南部エリア」で行います。「既存企業連携」「交通アクセス」「安全性の確保」等を考慮しこのエリアは、将来的な拡張が見込まれること、高速道路への「スマートインターチェンジ」整備の働きかけにも効果的です。(加茂バスストップ周辺市有地4haの造成から着手)
(スケジュール)H2526年度 調査、基本設計。H27年度造成。H28年度分譲開始を予定。
 
 (2)子育て支援について

近年、日本全体で急速に少子化が進んでいます。少子化の進行は、労働人口の減少や社会保障制度を支える人の減少、子どもの社会性の低下を引き起こすなど、社会全体に大きな影響を与えます。
そこで、雲南市では、安心して子育てのできる支えあいのあるまちづくりに向け様々な施策を展開しています。
1 子ども医療費助成事業
次代を担う子どもの健全な育成及び安心して子どもを生み育てることができる環境づくりの一層の充実を図るため、平成25年7月から県制度に独自で上乗せ助成をし、小学生までの子どもに対し“医療費の無料化”を実施します。

2  認定こども園
市内幼稚園では、年々園児数が減少し、空き教室が目立つ状況にあります。一方で保育所では、社会情勢や経済情勢の変化により入所児童が増加し、待機児童の問題が顕著化してきました。
こうした中、市内で幼保連携施設として最良の立地条件にある、木次保育所と木次幼稚園との幼保一体化を検討し、平成25年度より認定こども園「木次こども園」をスタートさせました。
今後は、ニーズ調査を行い、幼児教育・保育の提供体制のあり方や目標を定めた計画書を策定し実施します。

3 夢発見プログラム
「夢」発見プログラムは、乳幼児期から青年期にいたるまでの発達段階に応じた力(「意欲」「能力」「態度」)を身につけ、社会を力強く生き抜くための力(知・徳・体のバランスのとれた力)を育てていくことをめざしています。

 -夢発見プログラム-
☆キャリア教育の理念に基づき、保幼小中の一貫した教育をめざす雲南市独自の教育プログラムです。☆社会全体で協働して雲南市の子どもを育てることをめざしています。
☆小中学校では、各教科等と「総合的な学習の時間」や「生活科」などとの関連を図りながら、全教育活動の中で取り組みます。
☆保育所・幼稚園においても、それぞれの特色を活かしながら保育活動全般で取り組みます。

 「雲南市の子育て支援助成事業一覧表」
支援策 対象  概要 
 不妊治療助成事業 要件を満たす夫婦   一般不妊治療として1年間につき3万円、特定不妊治療費として1回につき7万5千円を上限に年2回助成します。
 妊婦個別健診事業  妊婦 妊婦健診について国が定める検査項目について1人14回すべて全額助成します。 
 乳児個別健診事業  0歳  0歳時期に2回個別健診を全額助成します。
 ブックスタート事業  0歳  生後4ヶ月児を対象に絵本をプレゼントし、合わせて読み聞かせ体験も行います。
未熟児養育医療助成事業  0歳  特に重症な未熟児の医療費を助成します。
 子ども医療費助成事業  0歳~小学生まで  保険適用分の医療費の自己負担額を全額助成します(平成25年7月1日から実施)
 保育料の軽減  0歳~就学前まで  国の示す所得階層基準額の6割の保育所保育料としています。
土曜減免措置  0歳~就学前まで  年度内、すべての土曜日を休所することにより、所得算定後の保育所保育料をさらに2割軽減します。
 5歳児の基準額上限設定  5歳児  就学直前となる5歳児に対して、保育所保育料上限を26,000円としています。
 第3子保育料軽減事業  0歳~3歳まで  市内の保育所に入所する第3子で3歳未満の保育料を2分の1としています。
保育料多子軽減措置   0歳~就学前まで  保育所、幼稚園に同時に入所している場合の2人目の保育料を2分の1、3人目以降を無料としています。
 定期予防接種費用全額助成  法に基づく対象者  BCG、麻しん・風しんワクチンなど定期予防接種は個別接種で全額助成します。
 育成医療助成事業  法に基づく対象者  身体に障がいがある児童が、障がいを軽減するために行う手術などの医療費を公費により負担します。(所得により限度額が設定されています。)
 児童手当事業  0歳~中学生まで  3歳未満・小学校修了前(第3子以降)は15,000円、小学校修了前(第1子・2子)・中学生には10,000円を支給します。
 
 なお、2つの主要課題以外の市政課題についても、皆様からご意見をいただく時間を取らせていただきます。
※市政懇談会で説明する「平成25年度の市政運営」、「2つの主要課題」は、雲南夢ネットの番組で7月17日(水曜)から市政懇談会開催期間中に数回放送し、市民の皆様に事前に情報提供しますので、ご覧ください。
また、今回は子育て世代の皆様にも安心して参加いただけるよう各会場に臨時の託児所を開設します。なお、託児所を利用される場合は、開催日の3日前までに開催町の総合センターへ申込みください。
  
 
 
 

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