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雲南市の特別支援教育

市報うんなん2013年4月号

 
雲南市の特別支援教育
 
 「特別支援教育」…最近よく耳にする言葉です。では、「特別支援教育」ってなんでしょう。「特別支援教育」が今までの「特殊教育」と最も違うのは、特別な場での指導ではなく、児童生徒一人一人の多様なニーズに応じた指導を行うという点ではないでしょうか。雲南市では、すべての幼稚園で、小中学校で、「特別支援教育」に取り組んでいます。

 一度に多くのことを処理することが苦手なAさん。計算のやり方はしっかり理解できているのに、1問とばしたり答えを書く欄を間違えたりしてなかなか合格できません。Aさんのようなタイプの子どもには、一度に出す問題を少なくしてスモールステップでの学習を進めることが効果的です。
 Aさんだけでなく、学級にはさまざまな学びのスタイルの子どもがいます。一つずつ順番に行う方が得意な子もいれば、いっきにまとめて行う方が得意という子もいます。また、学習面だけでなく、コミュニケーション等の対人関係(人間関係)の理解に課題のある子どもは、グループ活動やチームプレーなどが苦手な傾向にあります。

 このように多様な子どもたちを一斉に、画一的に指導することはもはやあり得ないといってよいではないでしょうか?「特別支援教育」は障がいのある子どもだけでなく、こうした通常の学級に在籍する学習面や行動面で困難を示す子への対応も視野に入れます。つまり、「特別支援教育」は、全ての子どもの『確かな学力の向上』と『豊かな心の育成』につながるものなのです。
 障がいがある無しに関わらず、すべての子どもが生き生きと学校生活を送ることができるように…、「特別支援教育」について今後様々な情報を提供していこうと考えています。
 
 
 
 
 

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