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さくら色々Vol.10

市報うんなん2013年4月号

 
さくら色々 Vol.10
このコーナーでは、さくらに関する知識や「さくら守」として年間を通して手入れをする中で、経験したことを紹介します。 
 
   
 さくら守 遠田博 さん
「ふんがい」で「フンガイ」
 「日本さくら名所百選」に認定され、雲南市の桜並木を代表する斐伊川堤防桜並木は、大正から昭和の初期に、地元の皆さんが植栽し大事に育ててこられたもので、当時、地元の小学生も自分が受け持つさくらの木を決めて面倒を見ていました。
 今でも地元の皆さんが年に一回は町内会ごとに区割りをして草刈りをするなど清掃活動をしておられます。
 また、桜並木の中にはいくつかのご祭神やお地蔵さんが祀られ、その周りを掃除するなど大事に守っておられ、さくら以外にも地元の皆さんに親しまれている桜並木です。
 多くの人が訪れる桜並木ですが、ごみなども少なく比較的きれいではありますが、それでも時には飲食物の容器などが捨てられており、時々仕事の合間に拾うようにしております。
 変ったものでは、場外馬券のハズレ札が束になって捨てられていることもあります。近くに酒のワンカップがあったりするので、やけ酒でも飲んで捨てられたものでしょう。
 捨ててあるもので最も困るのが、犬の糞です。雲南市でも「ポイ捨て及び飼い犬等のふん害防止に関する条例」で糞の跡始末をする様に決められていますが、なかには散歩中の犬の糞をそのままにして往く飼い主がおられ、桜並木でも時々落ちております。
 見つければ避けて通りますが、さくらの手入れ作業中は、そこまで注意ができませんから、これを踏みつけることもあります。踏んだ時の感触も悪いが、その後の臭いも大変で、そのまま車でも乗ろうものなら最悪で、想像のとおりです。これぞまさしく『フンガイ(憤慨)』です。
 桜並木はお花見以外の時期でも通勤・通学、散歩など多くの皆さんが利用されます。誰もが気持ちよく利用するためにも、みんなが気をつけて快適な環境を守りたいものです。
ゴミひとつない桜並木
ゴミひとつない桜並木  
 
  
 
 
 

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