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平成24年度市政懇談会

 
平成24年度市政懇談会を開催します 
 今年度の市政懇談会は、次のとおり市内9会場で開催します。
 今回の内容は、「平成24年度の市政運営」、及び主要課題として「今後の地域づくりのあり方」、「雲南市立病院の建設」について、市民の皆様との対話を行うことにしています。また、昨年度の主要課題であった「新庁舎建設」、「組織・機構の見直しにかかる総合センターのあり方」、「医療と保健の融合による健康づくり拠点整備事業」について報告します。皆様のご参加をお待ちしています。 
 
市政懇談会の日程 
開催町  会 場  開催日時 
大東町   大東地域交流センター 研修室  7月17日(火曜)午後7時~ 
幡屋交流センター 2階 講堂  7月24日(火曜)午後7時~ 
古代鉄歌謡館  7月26日(木曜)午後7時~ 
加茂町  ラメール ふれあいホール  7月12日(木曜)午後7時~ 
木次町  チェリヴァホール 大ホール  7月10日(火曜)午後7時~ 
三刀屋町  三刀屋交流センター 多目的ホール  7月 5日(木曜)午後7時~ 
吉田町  田井交流センター 大会議室  6月27日(水曜)午後7時~ 
吉田健康福祉センター 2階 集団指導室  7月 3日(火曜)午後7時~ 
掛合町  掛合総合センター 3階 ホール  6月25日(月曜)午後7時~ 
 ※どこの会場へ参加されても構いません。 
 
2つの主要課題 
◆2つの主要課題
(1)今後の地域づくりのあり方
 雲南市まちづくり基本条例では、「まちづくりの原点は、主役である市民が、自らの責任により、主体的に関わること」としており、市民、議会及び行政が対等な立場に立って協働のまちづくりを進めることとしています。
 雲南市が発足して以来、市民と行政の協働によるまちづくりを進める上で、地域自主組織を今後の地域づくりの中核に据え、交流センターの設置等による活動基盤の整備、支援強化に努めて参りました。こうした雲南市の取り組みが島根県内でも中山間地域の先駆的モデルとして導入され始めたほか、全国的にも拡がりつつあります。
 将来にわたり住み続けることができる地域をつくっていくためには、こうした取り組みをより充実強化していく必要がありますが、地域自主組織の活動拠点として設置した交流センターは、3年目となり検証時期を迎えたほか、地域毎の住民意見・意向の集約と行政施策への反映等を図るため各町に設置した地域委員会は、8年目を迎える中、制度見直しを求める意見が多数寄せられています。
 こうしたことから、地域自主組織の支援強化に向けた検討や地域委員会の見直しに本年度取り組んでいます。市政懇談会では、次の事項を中心に市民の皆様のご意見・ご提言をいただきたいと考えています。 
■地域自主組織について(交流センター設置後の検証を含む)
論点例)主要3本柱(地域づくり、生涯学習、地域福祉)の機能、
交流センターの役割、地区福祉委員会との関係 など
■地域委員会について
論点例)組織単位、求める役割 など
■その他 地域づくりについて 
 
松井 譲 雲南市立病院事業管理者(2)雲南市立病院の建設
 当院は、この地に昭和23年3月1日に、「地域の幸せは良い病院作りから」の理念で誕生いたしました。以来六十有余年、幾多の困難がありましたが、そのつど克服し今日に至っています。
 平成22年度から経営上少し明るい光が見えかけています。しかしながら、取り巻く環境は決して好転しているとは言えません。厳しい状況ではありますが、病院事業管理者として大谷病院長が目指す病院の将来像を実現できるようにサポートしたいと思います。
 よく言われるように、健全な経営なくして良質な医療の提供は出来ませんが、良質な医療の提供なくして健全な経営は成り立ちません。この相反する命題に全力で取り組む所存ですが、そのためには医師の増員のみならず、当院においてはハード面の充実が早急な課題です。早期の新病棟建設を軌道に乗せることが使命と考えていますので、ご理解を切にお願い申し上げます。

 雲南市立病院事業管理者 松 井  譲 
 
Ⅰ 建設の必要性について 
 雲南市立病院は、開院以来雲南医療圏の中核病院として、住民の生命と健康を守るため、その役割を担ってきました。
 現在の市立病院の病床数は、雲南医療圏の約5割を占め、雲南医療圏における市立病院の存在意義は極めて大きいものと考えています。
 また、県内の病院においては、救急告示の取り下げや、産科医師の不足による分娩制限事例など、医療を取り巻く環境は非常に厳しい状況となっています。こうしたことから、安心・安全な医療を提供するために、市立病院が中心になって、雲南医療圏の医療を継続し、守っていく必要があります。
 しかしながら、市立病院の主要な施設(西棟)は昭和42年の建築であり、建築後45年が経過し老朽化が進んでいます。近年、日本各地で大地震が発生しており、防災への意識が高まる中、老朽化した施設の早期改善が必要となっています。加えて、病室の少人数部屋・個室志向があるものの、市立病院では6人部屋の狭い病室があり、療養環境の改善を図る必要性も高まっています。
 そのため、市民の皆様に良質な医療を提供していくために、施設の一部を建て替え、新棟を建設することとしました。 
Ⅱ 市立病院の基本理念・基本目標・基本方針  
大谷 順 雲南市立病院 院長
1 基本理念 地域に親しまれ、信頼され、愛される病院

2 基本目標 (1)住民・患者に選ばれる病院
 (2)開業医に選ばれる病院
 (3)職員に選ばれる病院

3 基本方針 (1)住民の安全安心のための医療充実に努めます。
 (2)高度先進医療及び地域医療機関との連携に努めます。
 (3)地域保健の充実と介護・福祉との連携に努めます。
 (4)地域医療を安定的に提供するための健全経営に努めます。

 雲南市立病院 院長 大谷 順 
Ⅲ 病院の規模及び機能 
雲南市立病院 雲南二次医療圏の中核病院としての役割、将来人口推計に基づく患者数の見込み、医療供給の状況、病床稼働の実態などを考慮して、病院の規模及び機能については、現状維持を基本にして、病院運営に取り組んでいきたいと考えています。
1 診療科:14診療科
 内科、外科、整形外科、脳神経外科、精神科、小児科、皮膚科、泌尿器科、
 産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科
2 病床数:281床
 一般病床・・・199床(亜急性期病床を含む)
 療養病床・・・医療型:回復期リハビリ30床、介護型:48床
 感染病床・・・4床
3 主な施設
 西棟(昭和42年建築 4階建て 外来、検査科、病棟、放射線科、薬剤科、情報管理課)
 東棟(平成2年建築 4階建て 外来、人工透析、病棟、浴室、大会議室)
 南棟(平成8年建築 5階建て 厨房、リハビリ室、保健推進課、手術室、倉庫(旧精神科病棟)、
 食堂)
 ふれあい病棟(平成14年開設 平屋建て 介護療養病棟、倉庫)
 医師住宅・看護師寮(医師住宅8棟、看護師寮1棟) 
Ⅳ 施設整備方針 
1 基本的な整備方針
 市立病院は、老朽化により早急に改築が必要な西棟と、比較的新しい東棟・南棟などの施設があります。病院の施設整備にあたっては、継続使用が可能な南棟などの有効活用を図り、老朽化した西棟を建て替えることを検討しています。
2 スケジュール
 施設整備に向けての全体スケジュールは、次のように予定しています。
 平成24年度 基本構想の策定
 平成25~26年度 基本設計・実施設計
 平成27~28年度 建設工事
 平成29年度 新病棟開院、解体・外構工事
3 概算事業費
 総事業費は65億円を見込んでいます。(建設工事費、医療機器整備費他)
 病院の施設整備に伴う財源は、その多くが起債で、病院会計の中での返済となりますが、雲南市の一般会計からも起債償還額の2分の1を負担することとなります。その場合、一定額が地方交付税として交付されます。(過疎債は70%、病院事業債は22.5%の交付税措置)
 また、病院事業会計の起債償還額の負担は、事業収益により賄うこととなります。 
 
 平成24年度は、病院の機能や規模等を盛り込んだ基本構想を策定することとしており、有識者の皆様からの意見や考え方をお聞きするために、雲南市立病院建設検討委員会を設置しました。
 また、市政懇談会において、市民の皆様からのご意見をお聞きする予定です。 
 
※市政懇談会で説明する「平成24年度の市政運営」、「2つの主要課題」は、雲南夢ネットの番組で6
  月20日から市政懇談会開催期間中に数回再放送し、市民の皆様に事前に情報提供しますので、ご
  覧ください。 
 
 
 

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