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さくら色々Vol.5

市報うんなん2012年11月号

 
さくら色々 Vol.5
このコーナーでは、さくらに関する知識や「さくら守」として年間を通して手入れをする中で、経験したことをこれからシリーズで紹介していただきます。 
 
   
 さくら守 遠田博 さん
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」ってほんと?
 11月の中旬を過ぎれば、剪定の時期に入りますが、剪定作業をしていると、「さくらは切るものでない」と言う人が、時々現れます。実際に昔からそう言われてきました。
 確かに、やり方が悪いとさくらの木にとってダメージを与えることになります。これはさくらに限らず、梅など他の木にも言えることです。
 さくらの木を植えてから長年そのままにしておきますと、下の方からタコの足のように枝を広げたものや、交叉したり、重なり合った枝など無駄な枝もできます。
 従って、さくらの木も、成長にあわせて、剪定をし、樹形の整った姿の良いさくらに育てることが必要です。
 さくらは、花を観賞するものですが、樹齢を重ね、太くて整った枝ぶりのさくらも迫力があって見ごたえのあるものです。
 個人や地域でさくらを植えて、育てておられる方が多くおられますので、剪定の仕方について説明します。
 さくらは多くの品種があり、樹形も扇形、横に広がった形、枝が上を向いた形、枝が枝垂れる形などいろいろありますが、枝の切り方は基本的に同じです。
 切る枝は、上下が重なった枝、交叉した枝、内側を向いた枝、病気の枝などです。枝のどこで切るかですが、さくらは、枝の途中で切ると切り口をうまく巻き込みませんが、枝の付け根で切ると巻き込みます。(写真:癒合(ゆごう))
 早く癒合を終わらせるためにも、あまり枝が太くならないうちに剪定をしましょう。なお、切り口には必ず癒合促進剤を塗布しましょう。
 正しくやればさくらの枝は切ってもよいのです。そして切る必要があるのです。
癒合が進む切り口    さくらの枝の切り方 
癒合が進む切り口     
 
 
 
 
 

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