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平成23年度決算報告（公営企業事業）

市報うんなん2012年11月号

平成23年度　決算報告（公営企業事業）

水道局　電話0854-42-3473

　雲南市議会9月議会で認定された平成23年度公営企業会計（水道事業会計、工業用水道事業会計及び病院事業会計）決算をお知らせします。

水道事業　水道局　電話0854-42-3473

収益的収入（料金収入等）及び支出（維持管理費等）
　平成23年度末現在の水道使用戸数は10,291戸、年度末の総有収水量（料金収入のもとになった給水量）は308万36ｍ³でした。
　総収益は7億5,818万円、総費用は7億5,606万円で純利益は212万円となりました。水道料金収入6億4,407万円を総有収水量で割った1ｍ³当たりの供給単価（有収水量1m3あたりの給水収益）は209円11銭となりました。
　一方、水道を供給するためにかかる1ｍ³当たりの給水原価（有収水量1ｍ³あたりの費用）は241円92銭でした。給水原価から供給単価を差し引くと32円81銭マイナスとなり原価を割って供給することになりますが、市からの営業補助により補てんしています。
資本的支出（建設改良工事等）
　平成23年度の資本的支出総額は3億6,644万円でした。このうち建設改良費は1億8,767万円で、主な事業としては海潮地区水道施設整備事業、下熊谷第1水源地整備事業などを行いました。
　また企業債償還金は1億7,877万円でした。

工業用水道事業　水道局　電話0854-42-3473

収益的収入（料金収入等）及び支出（維持管理費等）
　平成23年度末現在の工業用水道利用者は島根三洋電機株式会社とホシザキ電機株式会社の2事業所で、年度末の総給水量は137万8,112ｍ³でした。
　総収益は1億24万円、総費用は8,928万円で、1,096万円の純利益となりました。
資本的支出（建設改良工事等）
　平成23年度の資本的支出総額は5,695万円でした。このうち建設改良費は4,686万円で、第5取水井整備工事を行いました。また企業債償還金は1,009万円でした。

　平成23年度雲南市水道事業会計損益計算書
　（平成23年4月1日から平成24年3月31日まで）　

　（税抜き）

営業収益	6億6,252万円
営業外収益	9,446万円
総収益	7億5,818万円
営業費用	6億2,241万円
営業外費用	1億3,080万円
経常費用	7億5,321万円
特別損失	285万円
当年度純利益	212万円
前年度繰越利益剰余金	6,465万円
当年度末処分利益剰余金	6,677万円

　平成23年度雲南市水道事業貸借対照表
　平成24年3月31日　

　（税抜き）

有形固定資産	119億2,552万円
無形固定資産	615万円
現金預金	9億9,207万円
未収金	1億　718万円
貯蔵品	753万円
前払金	6,340万円
資産合計	131億 185万円
固定負債	9,022万円
未払金	4,994万円
預り金	31万円
その他流動負債	60万円
負債合計	1億4,107万円
自己資本金	29億9,068万円
借入資本金	49億9,971万円
資本剰余金	48億6,922万円
利益剰余金	1億　117万円
資本合計	129億6,078万円
負債・資本合計	131億　185万円

平成23年度雲南市工業用水道事業会計損益計算書
（平成23年4月1日から平成24年3月31日まで）　

　（税抜き）

営業収益	1億　23万円
営業外収益	1万円
総収益	1億　24万円
営業費用	7,182万円
営業外費用	1,746万円
経常費用	8,928万円
当年度純利益	1,096万円
前年度繰越利益剰余金	876万円
当年度末処分利益剰余金	1,972万円

平成23年度雲南市工業用水道事業会計貸借対照表
平成24年3月31日

　（税抜き）

有形固定資産	6億5,182万円
現金預金	1億6,544万円
未収金	241万円
貯蔵品	75万円
資産合計	8億2,042万円
固定負債	2,047万円
未払金	2,330万円
負債合計	4,377万円
自己資本金	8,878万円
借入資本金	6億4,476万円
利益剰余金	4,311万円
資本合計	7億7,665万円
負債・資本合計	8億2,042万円

病院事業　雲南市立病院　総務課財政係　0854-43-2442

決算概要

　平成23年度より、設立母体が一市二町（雲南市・奥出雲町・飯南町）組合立から、雲南市単独の自治体立病院となり、地方公営企業法全部適用の雲南市立病院としてスタートいたしました。先ず、新たな事業開始の観点により、開始貸借対照表を作成し、平成23年4月1日時点での資産及び負債を確定させ、これに伴い資本を確定いたしました。　
　初年度となる平成23年度は、内科医師1名、後期研修医2名の増員により、常勤医師20名体制で迎えることができ、病床利用率は全体で89.9％となり、入院収益の増につながりました。当期純損益は933万円の損失計上となりましたが、経常収支の改善（前年度対比4,513万円の増）により、実質的には前年度を上回り、内部留保資金は単年度で2億687万円と過去最高の蓄積を図ることができ、繰越内部留保資金は5億2,924万円の蓄積となりました。　
　資本的支出総額は4億2,378万円で、このうち建設改良費（医療器械）は1億6,696万円で、主なものとして医療機能の充実を図るため電子カルテシステム、画像配信システムの導入、また医師のマンパワー不足を補い、疾患の早期診断・治療にも繋がる遠隔画像診断システムを、島根大学医学部付属病院との連携により導入しました。　
　また、企業債償還金は2億5,431万円でした。

業務量

1．病床数　281床
　一般病床　203床（うち感染症病床　4床）
　回復期リハビリ病床　30床
　介護療養病床　48床

2、延患者数、1日平均患者数、病床利用率

区分		延患者数（人）			1日平均患者数（人）			病床利用率（％）
区分		前年度	本年度	増減	前年度	本年度	増減	前年度	本年度	増減
入院	一般病床	63,312	65,992	2,680	173.5	180.3	6.8	85.4	88.8	3.4
	回復リハ	9,736	10,181	445	26.7	27.8	1.1	88.9	92.7	3.8
	介護療養	15,827	16,292	465	43.4	44.5	1.1	90.3	92.7	2.4
	入院計	88,875	92,465	3,590	243.6	252.6	9.0	86.7	89.9	3.2
外来		100,577	98,987	△1,590	413.9	405.7	△8.2	━	━	━

財務諸表

平成23年度雲南市病院事業会計損益計算書
（平成23年4月1日から平成24年3月31日まで）

　（税抜き）

医業収益	32億7,893万円
医業外収益	4億7,495万円
訪問看護収益	4,386万円
療養病床収益	2億4,918万円
経常収益	40億4,692万円
医業費用	36億2,901万円
医業外費用	2億1,362万円
訪問看護費用	4,768万円
療養病床費用	1億6,594万円
経常費用	40億5,625万円
当年度純損失	933万円
前年度繰越欠損金	0円
当年度未処理欠損金	933万円

平成23年度雲南市病院事業会計貸借対照表
（平成24年3月31日）

　（税抜き）

有形固定資産	30億8,308万円
投資	604万円
現金預金	1億 613万円
未収金	6億3,429万円
貯蔵品	2,157万円
その他流動資産	18万円
繰延勘定	1億 527万円
資産合計	39億5,656万円
未払金	1億1,984万円
その他流動負債	1,716万円
負債合計	1億3,700万円
自己資本金	2億7,873万円
借入資本金	32億7,860万円
資本剰余金	2億7,156万円
利益剰余金	△ 933万円
資本合計	38億1,956万円
負債・資本合計	39億5,656万円