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さくら色々Vol.7

市報うんなん2013年1月号

 
さくら色々 Vol.7
このコーナーでは、さくらに関する知識や「さくら守」として年間を通して手入れをする中で、経験したことを紹介します。 
 
   
 さくら守 遠田博 さん
木次小学校での総合学習の様子
木次小学校での総合学習の様子
手強い質問パート1
 さくら守をしていると、現場の仕事以外に、各地域に出向いての技術講習やミニ講演会のほか、市内の学校からの要請で、桜など樹木に関する授業に行く機会も時々あります。
 特に、斐伊川堤防桜並木が「全国さくら名所百選」に認定されているさくらの街木次町の木次小学校では、毎年、三年生の総合学習の時間に、さくらに関わる勉強をしておられ、さくら守もその学習の一部を受け持っております。
 児童からは、事前にさくらに関する様々な質問が寄せられ、授業の中でそれに対する回答もしなければなりません。質問の数も三十ぐらいあり、中にはこちらも勉強しないと分からないような手強い質問もあります。
 そこで、質問の中からこれはという質問とその答えを紹介することといたします。

質問1 どうしてさくらの花はピンク色ですか
答え 絵の具で絵を描くときにいろいろな色を使いますが、そのすべての色は、色材(絵の具)の三原色(空色、赤紫色、黄色)が元になっているのと同じように、花の色は、その元となる次の三つの成分の量によって、赤になったりピンクになったりするのです。
 成分 関係する色
アントシアニン  赤 青 紫
カロチン 濃い黄 オレンジ
フラボン うすい黄
 
 それでは白い花はなぜ白いのでしょう、白い花には三つの成分の内、フラボンは含まれておりますが、アントシアニンとカロチンは含まれておりません。白い花は白色の元があるのではなく、白く見えるのは、花びらにある小さな空気の泡が光を反射するため、人間の眼には白く見えるのだそうです。
 次回も、「手強い質問パート2」として紹介いたします。
 
  
 
 
 

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