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雲南ニュース

市報うんなん2011年4月号

 
 
早稲田大学留学生のホームステイ 雲南市で日本の文化を学ぶ
2月25日、久野小学校を訪問
2月25日、久野小学校を訪問
 今年で26回目となる「早稲田大学留学生ホームステイ事業」で、7人の留学生が来市。2月6日から3月5日までの1ヵ月、ホームステイしながら田舎暮らしを体験しました。
ストファミリーと一緒に 期間中は、2グループに分かれて大東町内の小中学校を訪問。母国の文化を紹介し、児童・生徒との交流を通して日本の教育を学びました。
 3月1日には、全員そろって大東町北村のふれあい交流館で、そば打ちに挑戦。北村そば部のみなさんの指導を受けてそばを打ち、打ちたて、ゆでたてのそばを味わいました。
 留学生は貴重な体験とホストファミリーらの温かい対応に感謝しながら雲南市を後にしました。
 ホストファミリーと一緒に
 
雲南市就職内定者セミナー 地域に貢献する「人財」へ
雲南市就職内定者セミナー
 
 2月21日、22日の2日間、木次町のチェリヴァホールで「就職内定者セミナー」が開かれ、今春就職する市内の高校3年生34人(11人が市内で就職、7人は県外へ)が接客や電話応対などを学びました。
 このセミナーは、社会人としての心構えやマナーを身につけ、地域の歴史文化の理解を深めてもらおうと市内3つの高校の協力を得て実施しました。
 初日の講話では、雲南市産業創出プロデューサーで島根三洋電機の三木善弘取締役相談役から、雲南市の未来を担う若者へ寄せる期待が語られました。
 続いて、人材教育を専門に行う講師から、お辞儀の仕方や言葉遣いなど、最低限備えておくべきエチケット・マナーを、動作訓練を交えて教わりました。
 2日目には雲南市の観光資源である「ヤマタノオロチ伝説」と「都会から見える雲南の姿」の講話を聴きました。
 受講した生徒は、「働くことの意義を自覚することができた」、「初めての経験だったが、今日からエチケット・マナーを毎日練習し、4月からの社会人生活に生かしたい」、「雲南市に誇りを持ち、就職先でふるさと雲南市のPRをしていきたい」などと話し、就職に向けて気持ちを新たにしていました。
 
 男女共同参画地区懇談会 「これって、おかしいのでは・・・?」
男女共同参画地区懇談会 2月20日、三刀屋町の飯石交流センターで男女共同参画地区懇談会が開かれました。
 最初に、男女共同参画まちづくりネットワーク会議の会員による寸劇を観賞。その後、グループに分かれ、「家庭・地域・職場で性別によって差があり、おかしいなと思うことを探そう」と、それぞれが気づいたことをカードに書き出しました。さらに、それを解決するためには、どうしたらよいか書き加える方法で学習。50人の参加者が熱心に取り組み、自分たちの地域の問題点を再確認し、他人の考え方を聞くことで新たな気づきもありました。
男女共同参画地区懇談会 地域自主組織「雲見の里いいし」では、各部会の部員を男女同数とし、事業計画もこのようなワークショップ方式で意見を出し合っています。会議のありかたも「誰もが主役・当事者に」を実践し、男女の区別なく意識を共有できるようにと考えています。
 
大東小学校校舎改築工事完成 いつまでも笑顔の絶えない学校で
大東小学校校舎 昨春から進められていた大東小学校校舎改築工事が完了。2月20日に校舎見学会と竣工式が行われ、関係者が新校舎の完成を祝いました。
 同校前館棟は築後40年近く経過し、平成19年度実施した耐力度調査で危険改築対象の建物であることが判明。安全で安心な学習環境を確保するため、校舎北側へ新校舎の増築、中庭に昇降口及び渡り廊下の設置、後館棟の改修を行うこととなりました。
 総工事費は3億7千万円。増築の校舎は、鉄筋コンクリート造、2階建、瓦葺で延床面積1,040㎡。1階に図書室・メディアルーム・図工室・保健室が、2階に普通教室2室・理科室・ワークスペースが設けられました。
左から、松田寛生さん、岩間慎太郎さん、余村花那さん、永瀬沙織さん 竣工式では、卒業を間近に控えた6年の松田寛生さん、岩間慎太郎さん、余村花那さん、永瀬紗織さんの4人が、「新しい校舎は明るく、木のぬくもりを感じます。卒業まで残り少ないけれど、すてきな思い出を作りたいです」と児童を代表して、お礼を述べました。 
 
雲南神楽フェスティバル 神話の舞台で10団体が共演 
第6回雲南神楽フェスティバルが加茂町のラメールで行われました。
 特別招待の朝原笙友会(出雲市佐田町)と市内9の神楽団体が荘厳な舞を披露。550人の観客を魅了しました。 
須所若獅子会による「三ツ熊」  朝原笙友会による「荒神」 
 須所若獅子会による「三ツ熊」 朝原笙友会による「荒神」 
南加茂貴船神楽社中による「田村麻呂」   
南加茂貴船神楽社中による「田村麻呂」  
 
 太陽光発電システム稼働式典 美しい自然を守っていこう
太陽光発電システム稼働式典 環境基本計画を定め、二酸化炭素(CO2)排出量の削減などに取り組む雲南市内すべての小中学校28校(小学校21、中学校7)に太陽光発電システムが設置されました。
 小中学校で同計画(文教施設のCO2削減目標は2%)を実践することに意義があるとして全校導入を決定。国の経済危機対策に伴う交付金を活用しました。総工事費は6億5千万円。雲南市の気象条件や施設への過重負担を考慮し、軽量、コンパクトで高性能な三洋電機の製品が選ばれました。
 設置されたシステムによる発電量は1時間当たり全校で708kw。年間総発電量は約64万kwで約140世帯の電力をまかなうことができます。これを電力消費によるCO2の年間排出量に換算すると約200トン。学校、幼稚園の排出量の14%となり、目標数値を大幅に上回ります。
子どもたちはCO2削減効果やエネルギー再生の仕組みを発電モニターから体感。環境学習やエネルギーの有効利用など環境問題への意識を高めることができます。
 購入電力料金の節減及び余剰電力の販売で年間870万円の経費節減も見込まれます。
 3月11日、木次町の寺領小学校でシステムの稼働式典が行われ、同校の児童、教職員が関係者とともにモニターの除幕などをしてシステムの完成を祝いました。
寺領小学校の屋上に取り付けられた太陽光発電用パネル 稼働式典に続いて、エネルギー環境授業が行われ、3・4・5年生が太陽電池の仕組みを学びました。工場、発電所、家庭の中でCO2排出量が1990年と比べて一番増えているのが家庭であることなどを聞いて「えーっ!」と声を上げた子どもたち。光を利用して充電した電池で列車を走らせたり、光の強弱によって発電力が変わったりする実験をしました。 
寺領小学校の屋上に取り付け
られた太陽光発電用パネル
 
認知症地域支援シンポジウム 認知症を受け入れるということ 
 自らの認知症を語る佐野光孝さん(左)と妻の明美さん
自らの認知症を語る佐野光孝さん(左)と妻の明美さん
 3月13日、木次町のチェリヴァホールで認知症市域支援シンポジウムが開かれ、市民ら250人が安心して暮らせるまちづくりについて考えました。
 最初に、静岡県富士宮市在住の佐野光孝さん・明美さん夫妻が講演。認知症キャラバンメイトの水谷たか子さんの進行で、認知症当事者とその妻の心境などを語りました。光孝さんは、職場の上司に間違いをたびたび指摘されるようになり病院へ行くと「アルツハイマー型認知症」と診断され、58歳のとき36年間勤めた会社を退職。「自分を全否定されたようで悔しかった」と明かしました。医師から呼び出され、夫の病名を告げられた明美さんは「夫や子どもには素直に病気のことなどを話した。パートをしながら夫と分担して家事をするようになり、認知症になったら何もできない、というイメージは変わった」と振り返りました。そして、「できることに目を向け、やってみることが自分らしく生きることではないか」と認知症を正しく理解することの大切さを訴えました。
コーディネーターを務めた西村昌幸さん休憩をはさんで、認知症地域支援事業の取り組み報告と意見交換が行われました。認知症地域支援推進協議会の西村昌幸会長をコーディネーターに同事業のモデル地区に指定された地域福祉委員会の代表らがそれぞれの取り組みを報告。市民と行政とが協力して「認知症徘徊SOSネットワーク」を構築したこと、介護する側の不安や地域での支え合いなどについて意見が交わされ、「これで終わりではなく、これからが大切」であることを確認しあいました。 
  コーディネーターを務
 めた西村昌幸さん
 左から、渡部尭さん、高木千織さん、妹尾富徳さん、堀江徹さん、足立清子さん
●認知症地域支援事業モデル地区
・阿用地区福祉委員会(大東町)
 委員長 渡部尭さん
・加茂地区福祉委員会(加茂町)
 地域福祉推進員 高木千織さん
・飯石地区福祉委員会(三刀屋町)
 委員長 妹尾富徳さん
●雲南市社会福祉協議会
 事務局次長 堀江徹さん
●雲南市地域包括支援センター
 センター長 足立清子
 
 
 
 
 
 

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