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雲南市長のコ・ラ・ム

市長コラム
 

 
家族と家訓
 
耐震補強工事が完了した大東小学校屋内運動場のお披露目会に出席作家、藤本義一さんの祖父は近江商人の家に生まれた表具師、父は難波新地の質屋の番頭でした。
祖父は、毎朝起きがけに鏡に向かって、「おい、悪魔」と三回叫ばれたとのこと。「お」は怒るな、「い」は威張るな、「あ」はあせるな、「く」は腐るな、「ま」は負けるな。これらの頭文字をとって「おい、悪魔」の言葉を家訓とされていました。
また、父は、商いはお客様に喜んでもらってこそ成り立つことから、「商は笑にして勝なり」を家訓に加えられました。
 
二つの家訓は、社会生活のあらゆる局面で求められる心掛けであると思います。
今の世の中、親子関係の希薄化、長幼の序の乱れ、他への思いやりの欠如、お金至上等々ますますその傾向が強くなりつつあります。
 
子は親の背を見て育ちます。大人が襟を正し、家庭が円満であれば、学校や地域や社会は明るさを増します。
 
家訓とまでいかなくても家族でワイワイ話し合って、毎日の心掛け、決めごとを壁にでも掛けて、毎朝唱えて一日をスタートするのはいかがでしょう。
 
 耐震補強工事が完了した大東小学校屋内運動場のお披露目会に出席(1月9日)
 

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