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雲南ニュース


 
【項目】
(1)第19回永井隆平和賞発表式典
(2)雲南市戦没者追悼式
(3)地域づくり実践研修会
(4)海潮温泉温浴施設整備検討委員会からの中間答申
(5)企業立地計画認定
(6)イングリッシュサマースクール in 雲南
 

(1)第19回永井隆平和賞発表式典
-「平和を」の願いを後世に-
受賞者記念撮影
 
 
小学生低学年の部で最優秀賞を受賞し、作品を朗読する金坂沙奈さん三刀屋町のアスパルで9月13日、第19回永井隆平和賞発表式典が行われ、出席者が平和の大切さを考えました。
式典では、入賞者の表彰の後、最優秀賞作品の朗読が行われました。
三刀屋小学校2年の金坂沙奈さんは、「永井博士の本を読んでもらって、博士が書き続けた戦争の恐ろしさや苦しみ、悲しさと『平和を』の思いが私にも伝わった。如己愛人の言葉のとおり、私も、みんなのことを愛した博士のようになれたらいいなと思う」と発表。
小学生低学年の部で最優秀賞を受賞し、作品を朗読する川隅歩武さん寺領小学校6年の川隅歩武さんは、「戦争や平和について知りたくなり、本を読んだり、祖父に話を聞いたりした。そんなころ出会った永井博士の『世界が平和になるためには、大きな力ではなくほんの小さな愛の心が集まること』という言葉に大切なことを教わった。」と語りました。
 
式典に続いての記念イベントでは、「わくわくお話し隊 with Pacs Musica」(ウィズパックスミュージカ)が朗読劇「平和は人を愛することからはじまる」を上演。最期まで如己愛人の精神を貫いた永井博士の半生を振り返り、平和の尊さを呼びかけました。
 
「わくわくお話し隊 with Pacs Musica」(ウィズパックスミュージカ)による朗読劇
 

(2)雲南市戦没者追悼式
-御霊に誓う世界平和-
 世界平和への誓いを新たにする参加者ら 
 
加茂町のラメールで9月7日、雲南市戦没者追悼式が行われ、出席した遺族らが世界平和への誓いを新たにしました。
この追悼式は、先の大戦で亡くなられた御霊を追悼し、遺族の心の平安と世界の恒久平和を祈念するため毎年行われています。
式典で、出席者は2,354柱の御霊に黙とうをささげた後、献花。雲南市遺族会の景山忠生会長が「戦争の悲惨さ、愚かさを、命の尊さと平和の大切さを後世に伝え、悲しい歴史を繰り返さない」と誓いました。主催者を代表して速水市長も「平和に向けた小さな歩みが、いつか必ず平和な世界へ通じると信じて一つ一つの歩みを進めていきたい」と決意を語りました。
 

(3)地域づくり実践研修会
-まちづくりの悩みを解決-
まちづくりについての悩みを語り、解決策を探る参加者ら
 
吉田町の田井公民館で9月12日、13日に地域づくり実践研修会が行われ、市内でまちづくりに取り組む地域自主組織の代表者ら50人がそれぞれの悩みを持ち寄り、解決策を探りました。
講師の川北秀人さん最初に、猪尾・大崎自治振興協議会(加茂)の飯塚稔さん、三新塔あきば協議会(木次)の石田侑生さん、中野の里づくり委員会(三刀屋)の藤原豊善さんがそれぞれの地域自主組織の活動事例を発表しました。
続いて「人と組織と地球のための国際研究所」の代表を務める川北秀人さんを講師に講義が行われ、参加者は熱心に耳を傾けました。川北さんは「地域づくりは短期間で答えが出ない。やり続けることが大切」と力説。続けるための工夫として、(1)地元紙やテレビ、ブログなどを使って活動を発信すること、(2)次の体験の告知など続ける仕掛けを作ること、(3)「大人ってすごい!」と子どもを本気にさせることを紹介しました。
演習では、参加者がそれぞれ「まちづくりの将来像」や「悩み」を紙に書き出した後、地区ごとに集まり、今後の活動などについて話し合いました。22年度からはじまる交流センターへの対応や後継者不足が語られ、川北さんのアドバイスを受けながら課題解決に向けて智恵を絞りました。
研修後、参加者からは「今後の活動の参考となる内容だった」「自分の組織を見直すことができた」などの感想が寄せられました。
 

(4)海潮温泉温浴施設整備検討委員会からの中間答申
-市民の声を具現化するために-
 
中間答申を行う検討委・加藤一郎会長(右)
 
8月26日、海潮温泉の温浴施設(ゆとりの里、桂荘、かじか荘)及びふれあいパークの施設統合などについて検討を進めている整備検討委員会の加藤一郎会長から速水市長に中間答申が行われました。
6月22日の委員会設置以来、17人の委員は5回にわたって協議を重ねました。「多方面からたくさんの意見が寄せられた。市民の声を反映した施設ができるようこれからも力を合わせて取り組みたい」と加藤会長。新施設について、速水市長に説明しました。

【中間答申の主な内容】
・23年度オープンに向けて事業を進められたい。
・「市民の健康増進施設」として整備されたい。
・整備位置は「現在の桂荘を基本に」または「ゆとりの里駐車場、ゲートボール場敷地の活用」の2案で検討されたい。
・ランニングコストや将来的な改修コストを踏まえ、できるだけシンプルな構造、設備とされたい。
・「プロポーザル方式※」により設計業者を選定し、本委員会との共同協議を重ねながら、具体的な設計作業を進められたい。
※プロポーザル方式とは、複数の者に企画を提案してもらい、その中から優れた提案を行った者を選定すること。
 

(5)企業立地計画認定
-市内産業の発展に期待-
 
速水市長と握手を交わすホシザキ電機の渡部晴夫取締役
 
7月10日、企業立地計画の認定書交付式と工場等の立地に関する覚書調印式が行われました。
今回、雲南市が企業立地計画を認定したのはホシザキ電機株式会社(坂本精志社長)。全自動製氷機他の生産販売に伴う増設を行うものです。
当日は、島根工場内の施設の増設内容について説明を受けた速水市長が渡部晴夫取締役に認定書を交付しました。
大変厳しい経済環境ですが、市内産業のさらなる振興に期待が寄せられます。
 

(6)イングリッシュサマースクール in 雲南
-恥ずかしがらず英語で話そう-
 
参加者全員で記念撮影
 
8月21日、22日の2日間、イングリッシュサマースクール イン うんなん」が明石緑が丘公園(三刀屋町坂本)で開催され、市内の中学生19人と市内外の国際交流員(CIR)や英語指導助手(ALT)らが、英語で会話しながら交流しました。
 
活動の様子 活動の様子
 
この事業は、中学生に外国語能力や表現力、コミュニケーション能力を身につけてもらい、国際理解を深めてもらおうと雲南市国際文化交流協会などが中心になって初めて開催したもの。
中学生らは講師の外国人をリーダーとした小グループに分かれ、料理づくり、そば打ち、書道などを楽しみました。2日目には島根大学の留学生も参加。ケニア、ミャンマー、キルギスタン、中国といった出身国について留学生が英語で説明すると中学生は真剣に耳を傾けていました。
 

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