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地域全体で雲南市の子どもを応援しよう!

 
地域全体で雲南市(ふるさと)の子どもを応援しよう!

 
 
地域コーディネーターをはじめとする「学校支援地域本部事業」推進メンバー。
(地域コーディネーター夏季研修会にて)
 
 平成18年に改正された「教育基本法」に基づき、昨年7月1日に閣議決定された「教育振興基本計画」には、我が国の教育をめぐる現状と課題をふまえ、今後5年間に取り組むべき施策の一つとして「地域ぐるみでの学校支援」が掲げられています。雲南市でも「学校支援」を施策の重点に置いた事業として、昨年度から文部科学省の委託事業「学校支援地域本部事業」に取り組んでいます。
 
事業の背景と趣旨
 少子化、核家族化、価値観の多様化、雇用の流動化など、社会が大きく変化している中で、子どもたちを取り巻く状況は年々深刻化し、問題は多岐にわたり、その要因も複雑化しています。基本的生活習慣の乱れによる学習意欲や体力の低下、非行や問題行動の低年齢化など、大変憂慮すべき状況にあります。
 学校現場では、規範意識、危機管理、不登校など、様々な教育課題に対応しており、一人ひとりの子どもや保護者と向き合う時間が十分に取れなくなってきています。これらの課題解決には、社会全体で取り組む必要がありますが、依然として学校現場には大きな負担がかかっています。
 このような現状を打開し、子どもたちの「生きる力」を育むため、家庭・学校・地域がそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、お互いに信頼しあえる関係を築きながら取り組んでいかなければなりません。
 
学校支援地域本部って何?
 学校支援地域本部とは、“地域につくられる学校の応援団”と言えます。
 これまでも、各学校・各地域で地域の皆さんに様々な形で協力をいただきながら学校運営や教育活動を行ってきました。学校支援地域本部は、そうした取り組みの延長線上にあります。地域住民が学校を支援する、これまでの取り組みをさらに発展させて組織的なものとし、学校の求めと地域の力を組み合わせて、効果的に学校を支援し、教育を充実させようするものです。
 
 
事業に期待される成果と将来像
 学校の様々な活動を地域のボランティアが支援することで、教員が子どもと向き合う時間が増えます。子どもたちが地域の大人とふれあう機会や多様な経験をする機会が増え、「生きる力」を育むことにつながります。また、地域の皆様が培われた知識や経験を学校現場で生かしていただくことで、地域の生涯学習が活性かすることになります。
 このような活動を通じ、家庭・学校・地域が一体となって地域ぐるみで子どもを育てる環境が整備され、地域の絆が強まる効果が期待できます。
 また、地域コーディネーターが集めた情報をまとめたポータルサイト「※雲南市こども応援団」をさらに充実させることで、学校教育はもとより社会教育でも活用していただける学習情報バンクを作ります。こうした取り組みにより雲南市総合計画がめざす「ふるさとを愛し豊かな心を育む教育と文化のまちづくり」の達成に向けに大きく前進します。
 
地域コーディネーターって何をする人?
 改訂される学習指導要領への対応など多忙な学校現場に一人でも多くのボランティアが関わることで、教育活動が充実し、子どもたちの「生きる力」が育まれることは、家庭・学校・地域の共通の願いです。
 地域コーディネーターは、開かれた学校づくりのために、地域と学校との関係や支援体制を末永く続けていくための仕組みづくりに取り組んでいます。主な役割は、学習活動の支援や環境整備など、学校のニーズを把握し、それに応えるために、地域講師や住民ボランティアを発掘したり派遣調整をすることです。もちろん、学校だけでなく地域のニーズも把握した上で、お互いにとってメリットがあるように調整するのも重要な役割です。そして、豊富な地域資源を学習活動に生かすために地域の歴史・文化、秀でた技や芸を持つ地域の皆さんの情報などを集めています。
 
 
学校支援ボランティアの皆さんの活動事例
 
 ▲校舎周辺の環境整備 ▲郷土学習の外部講師  ▲地域のボランティアによる読み聞かせ 
 ▲地元に伝わる盆おどりの指導   ▲校外活動での関わり(脱穀の見学) ▲地域の読み聞かせボランティアによる書籍のバーコード入力 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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