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ふるさとウォッチング

ふるさとウォッチング

 
【項目】
(1)全国大会で銅メダル獲得
(2)看護師になるぞ!
(3)ふるさとで最後の個展
(4)ワイン片手にのんびり
(5)気軽に訪ねて来てください
(6)260年続く伝統神事
 

(1)全国大会で銅メダル

技能グランプリで銅メダルを獲得した伊藤誠さん。前にあるのが、今大会で製作した課題
 
 
木次町山方の伊藤誠さん(30歳)が3月20日から23日にかけて神戸市で行われた第25回技能グランプリに出場し、「建築大工」職種で見事3位に輝きました。
 各職種の熟練技能者が技能の日本一を競い合う技能グランプリ(全31職種)。「建築大工」職種は、課題の原寸図作成、部材の木削り、墨付け、加工仕上げ、組み立ての5工程を行い、正確さと仕上がりの良さを競います。
 「0.5mmの誤差が致命傷になる。課題を仕上げたときは、ほっとした」と大会を振り返る伊藤さん。3位という結果には「仕事の後、夜遅くまで練習したかいがあった。表彰台に登ったことは大きな自信」と胸を張ります。
 機械化が進み、職人が減少する情勢にも、「若い職人の目標にならないといけない。さらに腕を磨き、伝統技術をしっかりと継承していきたい」と抱負を語りました。
 

(2)看護師になるぞ!
 
 
 
公立雲南総合病院で3月26日、医療現場体験セミナーが行われ、高校生が看護師の仕事にふれました。
 医療現場での体験、学習を通して、医師、看護師の仕事や地域医療に理解を深めてもらおうと開かれた同セミナーに、雲南圏域の大東、三刀屋、横田、飯南の各高校の生徒21人が参加。白衣に着替え病院内を見学した生徒は、指導の看護師から血圧測定や手・足浴などを教わり、熱心に実習に取り組みました。体験を終えた生徒は「現場での体験がとても参考になった」「『看護師になりたい』という気持ちがより強くなった」などと感想を話していました。
 

(3)ふるさとで最後の個展
 
 
 木次町出身で京都市在住の書作家・錦織秀園さんの書展「錦織秀園ふるさと愛郷展」が3月20日から22日までチェリヴァホールで開かれました。
 84歳を迎えた今春、「人生最後の展示会をふるさとで」との錦織さんの強い想いから開催が実現。会場には「紙」ではなく「布(京友禅生地)」に書かれたユニークな書の作品およそ400点が豪華に並べられ、来場者は、紙とは違う趣を堪能していました。
 

(4)ワイン片手にのんびりと
 
 
 
木次町寺領の奥出雲葡萄園で4月12日、ワインパーティー2009が開かれ、愛好家や家族連れなどでにぎわいました。
 同園の春の恒例イベントとなっているワインパーティーは今年で9回目。用意された座席は午前10時の開場と同時に埋まり、レジャーシートを広げてくつろぐグループも多く見られました。
 和食やフランス料理などの店が並ぶテントには行列ができ、特設ステージではJazzやフォークソングの生演奏が披露されるなど、会場は大いに盛り上がりました。
 

(5)気軽に訪ねて来てください

自身もがんの闘病経験を持つ、サロン運営世話人の小林貴美子さん
 
 雲南保健所で3月26日、雲南サロン「陽だまり」の開設1周年を記念した集いが開かれ、参加した関係者ら55人がサロンの発展を願いました。
 「陽だまり」は、病気の不安を抱える患者同士、家族同士が交流することで支え合い、がんという病気にならないように検診の必要性を患者(とその家族)の立場から普及啓発していけたらと、ちょうど1年前に設置。月2回のサロン開設のほか、他サロンとの交流や各種健診にあわせた啓発活動などを行っています。
 参加者らは、1年間の活動報告が行われた後、ぜんざいなどを食べながらの茶話会で交流。手品やバイオリン演奏のショータイムを楽しみながら、話に花を咲かせました。

(6)260年続く伝統神事
 
 
 加茂町立原の須美禰(すみね)神社で4月12日、柴草祭りが行われ、氏子らが家内安全や五穀豊穣を願いました。
 毎年、田植えの前に行われる伝統の柴草神事は樫の葉をかけあう珍しい神事。稲の肥料にするために山からとってきた柴草に豊作の願いを込めたことが始まりとされ、古く1749年に行われた記録が残っています。
 祭りには、地区住民のほか立原保育所に通う子どもたちも参加。丸くなり、神事歌を歌い終えた子どもたちは目の前の樫の葉を手に取り一斉にかけあいました。神社の境内には子どもたちの元気な声が響いていました。
 


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