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速水雄一市長「二期目の船出」

雲南市長二期目の船出

速水雄一雲南市長 市長就任のごあいさつ

 雲南市の確かな歩みを
雲南市長 速水 雄一
 
この度の雲南市長選挙の結果、引き続き市政を担わせていただくことになりました。雲南市が発足して丸4年。雲南市ならではこそのまちづくりをめざし「雲南ブランド化プロジェクト」事業をスタートさせたところですが、まだまだ緒についたばかりです。私は、これまでのまちづくりの経緯を踏まえ、雲南市発展の地固めに努め、市民の皆様が、「ああ、ほんとに雲南市が誕生して良かったな」と心底思うことのできるまちづくりのために全力を傾注してまいります。
これからの雲南市づくりを進めていくにあたり、私は、3つの課題と5つの実践、6つの施策を掲げました。
 
■3つの課題
1.財政健全化
まず、雲南市の財政健全化の早期実現に向け、その目標を平成24年度と定め、不退転の決意で臨みます。
 
2.雲南総合病院の経営健全化
市立病院化を前提に医師確保対策に取り組み、経営健全化を図ります。
 
3.雲南ブランド化プロジェクトによる特徴のあるまちづくり、「日本のふるさとづくり」
平成20年代後半には三次まで高速道路が開通します。しかも三刀屋木次インターから三次までは料金が無料です。まさに生活道路です。それだけに、この高速道路によってたくさんの人が「日本のふるさと」雲南市に来てくださるまちづくりを進めなければなりません。
 
■5つの実践
こうしたまちづくりを進めるため、まずは市役所職員が頑張らねばなりません。そのため、市役所職員全員が、
(1)まちづくり実施計画の着実な実施
(2)事務処理の迅速、決断、実行、報告
(3)接遇日本一をめざした迅速、正確、親切、丁寧な対応
(4)積極的な情報入手
(5)積極的な仕事へのチャレンジ

の5つを実践します。
 
■6つの施策
これらの課題と実践を踏まえ、次の6つの施策に取り組みます。
 
1.市民が主役のまちづくり
なによりも市民の皆様が、自分たちの地域は自分たちで良くするという気概をしっかり持たなくてはなりません。そのためには、地域自主組織の活動拠点としての交流センター構想を進め、平成22年4月にきっちりとスタートさせます。交流センターに対して人的にも財源的にもしっかりとした対応が必要であるのは言うまでもありません。
 
2.定住環境の充実
雲南市の上、下水道の普及率を一日も早く100%にするとともに接続率を高くしなければなりません。市道の整備、高速道路の三刀屋木次インター以南の早期整備、平成22年度完成をめざす尾原ダム事業、それらを活かした地域振興、さらにはコミュニティーバスの運行整備などを進めてまいります。
 
3.安心安全なまちづくり
雲南市の高齢化率は31.74%ですが、平成17年の市区町村別の平均寿命は、島根鳥取両県を通じて男女とも雲南市がトップでした。人間誰しも生涯現役で過ごしたいものです。そのためには、雲南市発足後まもなく設置した身体教育医学研究所を中心に、65歳以上の現役の方々の割合を示す自立度日本一をめざします。さらには、雲南総合病院の経営健全化は正に喫緊の課題です。
 
4.教育、文化の振興
雲南市には7つの中学校、21の小学校、16の幼稚園があります。全国で初めて各中学校に配置した教育支援コーディネーターや今夏配置した地域コーディネーターなど、幼小中一貫した教育が進められる環境づくりに努めてまいりましたが、今後、社会教育担当職員の配置など更なる充実を図ります。
また、雲南市には雲南市ならではこその地域文化があります。歴史の幸、食の幸、これらを活かしたまちづくりが今こそ求められています。このことこそ「雲南ブランド化プロジェクト」の実践だと確信しています。
 
5.産業の振興
既存企業の活性化、企業誘致の促進により、雇用の場の確保、税収の増大を図ります。
そのため、雲南市発足時からの産業振興センターの更なる役割を果たしていきたいと存じます。
 
6.徹底した行財政改革
合併が、雲南市発足そのものが究極の行財政改革と言えます。この効果を意義あるものに高めていく努力が永続的に払われなければなりません。起債残高の削減、遊休財産の処分などをまだまだ進めなければなりません。
 
以上、二期目に臨むにあたって3つの課題、5つの実践、6つの施策を掲げ、市政を進める考えですので、市民の皆様のご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

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