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雲南ニュース

「市報うんなん」2008年11月号

 
【項目】
(1)松江木次線バイパス新庄飯田線開通式
(2)雲南市総合福祉大会
(3)少年の主張島根県大会
(4)中学生の職場体験「夢発見ウィーク」
 

(1)松江木次線バイパス新庄飯田線開通式
「地元住民ら500人が渡り初め」
 
開通したバイパスの渡り初めをする地元住民ら
 
9月27日、主要地方道松江木次線バイパス・新庄飯田線の開通式が大東町飯田の新たに完成した道路で行われ、地元住民や工事関係者らが道路の完成を祝うとともに、交通安全を祈りました。

大東町内を経由して、国道9号(松江市)と国道54号(木次町里方)とを結ぶ松江木次線の大東町中心部を東西に通るバイパス・新庄飯田線の全体延長は約2,200m。このうち、大木原地内の主要地方道玉湯吾妻山線交差点から西端(飯田柿坂地内)までの1,140mが、今回完成、開通しました。島根県施工の道路・街路事業区間が840mと雲南市施工の土地区画整理事業区間が300m。24戸の家屋移転などにより施工され、平成14年度から7年の歳月と約34億5千万円の事業費を要しました。

大東中学校代表の山崎友也さん(右)、田中志野さん(左)開通式では、同線開通式実行委員会の落合昭治会長があいさつし、工事関係者に謝意を表すとともに1日も早い全線開通を願いました。松江木次線を通学路として利用する大東中学校の生徒を代表して生徒会長の山崎友也さんと副会長の田中志野さんもあいさつ。「渋滞がひどく、道路を横断するときなど危険が多かったが、新しい道路が完成したことで渋滞が緩和され、安全な通学路になる」と田中さん。山崎さんは「新しい道路がさらなる地域の発展に貢献するように、自分自身も生まれ育った大東の発展に貢献したい」と話しました。

式典に続いての開通セレモニーでは、テープカットとくす球開被を行い、参加者一同で通り初め。途中、信号点灯式やタイムカプセルの埋設を行いながら、大東中学校ブラスバンド、県警音楽隊、大東高校ブラスバンドの演奏にあわせて、玉湯吾妻山線交差点までの約700mをパレードしました。
 

(2)雲南市総合福祉大会
「長生きする喜びを分かち合おう」
 
雲南市総合社会福祉大会が10月7日、チェリヴァホールで行われ、集まった市民300人が、「市民誰もが自分らしく輝き、支え合う福祉のふるさとづくり」に努めることを誓い合いました。

式典では、長寿・功労者表彰が行われ、今年度100歳、101歳を迎える長寿者と社会福祉功労者に祝状などが贈られました。

笑顔で語りかける石橋典子さん式典に続いて、白枝内科クリニック(出雲市)の石橋典子副院長が「認知症」をテーマに「移りゆく命を舞いながら」と題して講演。家族や社会が認知症の人を厄介者扱いし、本人もその事実を卑下し、隠そうとする実態を説明しました。そして、認知症高齢者デイケア施設「小山(おやま)のおうち」の様子を映像で紹介。認知症の高齢者とかかわる自らと、施設参観を通じて分かり合う2組の家族の姿を参加者に伝えました。石橋さんは「『認知症になったらおしまい』と恐れるのではなく、長生きした人生の身仕舞い(仕上げ)と受け止めることが大切。社会の理解はもちろんのこと、あきらめずに、『やればできる』と認知症に向き合う家族の協力が必要である」と訴えました。

雲南市社会福祉協議会の阿川文雄会長が「心の協同組合で支え合う地域にしていきたい」と大会を結び、参加者からは「映像がとても分かりやすかった。いろいろと知ることから始まる」との声も。地域で支えあうくらしづくりに、また一つ歩を進める大会となりました。
 

(3)少年の主張島根県大会
「将来やふるさとへの思いを発表」
 
「少年の主張島根県大会」が9月25日、三刀屋中学校体育館で開かれました。今年の大会には、市郡を代表して18人が参加し、学校生活や社会体験から学んだことを堂々と発表しました。

雲南市からは、海潮中3年・佐藤汐理さんと三刀屋中3年・坂田理歩さんが出場し、ともに優秀賞に輝きました。

佐藤汐理さん佐藤さんは「部活動が教えてくれたこと」と題し、発表しました。ボランティア部では奉仕の心や、人の役に立つことの難しさを学び、神楽部とバドミントン部では、伝統文化や仲間の大切さに気づいたことを会場に伝え、最後は、自らの力を高めるため「様々なことにチャレンジし、それら一つひとつをやり遂げたい」と今後の決意を力強く話しました。

坂田理歩さん坂田さんは、映画「うん、何?」を鑑賞し、新たな雲南の魅力を感じたことや、「ふるさとを忘れないで」と笹巻き作りに誘ってくれた母親の願いにふれたことを紹介。「進学して雲南を離れる時までに、郷土のよさをたくさん学びたい」と心の中に芽生え始めた愛郷の思いを語りました。
 

(4)中学生の職場体験「夢発見ウィーク」
「3年生が勤労観や職業観を学ぶ」
 
9月30日から10月2日までの3日間、「『夢』発見ウィーク」と題した中学生の職場体験を雲南市全域で行いました。職場体験には、市内5つの中学校(大東、加茂、木次、三刀屋、掛合)から3年生、約380人が一斉に参加。取り組みに協力いただいた事業所など134ヵ所で、勤労観や職業観を学びました。

業務用厨房機器などを製造する株式会社ネスター(加茂町)で部品製造にあたった岡田達郎さん(加茂中)は、あいさつの大切さを学び「日々の生活でも心がけたい」と今後の目標を話し、三刀屋肥育センター(三刀屋町高窪)で牛の飼育に携わった森山智史さんと高橋浩之さん(ともに三刀屋中)は「牛とのふれあいを通じて、色々なことを学び、体験できる。畜産の仕事につきたい」と笑顔で将来の夢を語ってくれました。
 
岡田達郎さん 高橋浩之さん

※吉田中学校は9月3日から5日まで先行実施。海潮中学校3年生は、平成19年度に体験済みであり、今年度は調整年度としました。

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