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ふるさとウォッチング

「市報うんなん」2008年10月号

 
項目
(1)「カギしたかね?」防犯意識の啓発に
(2)ジャズの音色、雲南の空に響く
(3)ふるさとで念願の個展開催
(4)岡信子さん「おむすびくん」を語る
(5)おいしいワインになぁれ
(6)商いの本場で勤労の大切さや喜びを学ぶ
 

(1)「カギしたかね?」防犯意識の啓発に
 
啓発シール「カギしたかね?」 「これからは意識して鍵をかけるようにする」と話す曽田美恵子さん(右)と矢壁敏弘さん
 
安全、安心の地域づくりをめざして活動するNPO法人まちづくり工房うんなんが雲南警察署と一緒に防犯意識の啓発と施錠の習慣づけを図る「『カギしたかね』シール」を作成しました。
8月27日、同法人の矢壁敏弘代表らが警察署を訪れ、完成したシールとチラシを中村清孝副署長に手渡しました。その後、矢壁さんらは警察署近くの住宅を訪問し、シールを配布。矢壁さんからシールを受け取った曽田美恵子さんは早速玄関ドアに貼りました。
このシールは市内の全世帯に配布予定。雲南警察署の職員らが1件ずつ訪問し、施錠の徹底と防犯を呼びかけます。
 

(2)ジャズの音色、雲南の空に響く
 
国立音楽大学「ニュータイドジャズオーケストラ」の演奏 ラメールジャズオーケストラの演奏
 
雲南ジャズフェスティバルが8月30日、加茂中央公園野球場で行われ、訪れた多くの観客が、お酒などを楽しみながらジャズのリズムに酔いしれました。
“若者たちの熱い想いをのせて”と題したフェスティバルは、昨年、市内6つの商工会が合併して誕生した雲南市商工会の青年部を中心に企画。一年に及ぶ準備期間を経ての開催となりました。
地元中高生で結成された山陰唯一の子どもジャズバンド「ラメールジャズオーケストラ」や平成19年度山野ビッグバンドジャズコンテストの第一位に輝いた国立(くにたち)音楽大学「ニュータイドジャズオーケストラ」など市内外から12組が出演。素晴らしい演奏で会場を沸かせました。
観客は「狭いバーなどで聴くジャズもいいが、開放感のある野外で聴くジャズも新鮮でよかった」「楽しそうな演奏を見て、自分も挑戦してみたくなった」などと話し、満足した表情で会場をあとにしました。
 

(3)ふるさとで念願の個展開催
 
中央の作品は2006年兵庫総合美術展入選の「千の風」
 
木次町出身で兵庫県三木市在住の書作家・池田清子さんの書展「わが心の書」が9月13日から15日までチェリヴァホール1階ロビーで開かれました。
書展には3日間でおよそ200人が来場。デザイン画にも見える独創的なものから池田さんお気に入りの詩を書き記したものまで、展示された大小あわせて23点の作品を鑑賞しました。
「訪れた人に何かしら感じてもらえたら」と、来場者に積極的に声をかけ談笑する池田さんは近畿ふるさと会の会員でもあり、雲南市の発展を願う一人です。「木次を離れて30年近く経つが、生まれ育ったふるさとでの20年間が私の根本にある。こうして、ふるさとで個展を開くことができてとてもうれしい」と感慨もひとしおの面持ちで語りました。
 

(4)岡信子さん「おむすびくん」を語る
 
岡信子さん 童謡「おむすびくん」を合唱
 
絵本「おむすびくん」の創作者・岡信子さんを囲んでの絵本語りの会が9月13日、加茂図書館で行われ、30人の参加者が絵本の朗読などを通して交流を深めました。
岡さんは、本を読んで聞かせるときに、一緒に歌もうたってくれた母親との思い出を振り返り「絵本と歌の取り合わせによって、物語がより深く子どもの心にしみていく」と読み聞かせのポイントを紹介。親の愛情を子に伝えるのに、読み聞かせはとても有効であるとの考えから、「家族愛を描いた『おむすびくん』に親しみ、よりよい親子関係を築いてほしい」と絵本に込めた思いも語りました。
参加者は岡さんの話を聞いた後、「おむすびくん」の絵本を順番に朗読し、全員で童謡「おむすびくん」を合唱。「おむすびくん」が市民生活に浸透し、親子や地域の絆が深まっていくことを願い、元気な声を響かせました。
 

(5)おいしいワインになぁれ
 
 
奥出雲葡萄園(木次町寺領)で9月14日、シャルドネ収穫祭が行われ、市内外から集まった親子連れなどおよそ100人がブドウの摘み取り作業を体験しました。
シャルドネは、白ワインの原料として最も知られているブドウの一つで、醸造専用の品種です。
葡萄園のスタッフから収穫方法や注意点の説明を聞いた参加者は、葡萄畑に移動して作業を開始。黄緑色に光るシャルドネの房を一つずつはさみで切り取って、傷んだ実を取り除いたりしながら、黙々と作業。心地よい汗を流し、2時間半でおよそ5トンを収穫しました。休憩をはさんでお楽しみの昼食会では、さわやかな秋晴れの下、ワイナリーの庭に並べられたおいしい料理とワインに舌鼓を打ち、雲南市の食と農を満喫していました。
 

(6)商いの本場で勤労の大切さや喜びを学ぶ
 
大阪商人体験の様子 大阪商人体験の様子
 
大東中学校2年生が9月3日から5日にかけ、関西方面へ修学旅行。その初日、大阪市港区・八幡屋商店街での商人体験に臨み、雲南市の農産物や加工品の販売、市のPR、銭太鼓発表を行いました。
大東中学校では、昨年度から生徒らの勤労観を養うため、修学旅行時に商人体験を行っており、今年度は生徒全員が参加。販売、呼び込み、宣伝接待、PRと、4つの係に分かれ、各自がそれぞれの役割を販売時間いっぱい努めました。
応援に駆けつけた雲南市ふるさと会近畿大東会のみなさんに、接客や販売のアドバイスをいただいたこともあり、商品は次々に完売。後半になると、生徒たちはより一層積極的に販売活動を行いました。商品を持って移動販売したり、商店街の入口付近で「雲南市からやってきました!」と通行人に声かけしたりし、自ら考え行動する姿が見られました。
 

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