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ふるさとウォッチング

ふるさとウォッチング

 
 項 目
 (1) 自然と文化の共演
 (2) 田植えを通じて生産者と消費者が交流
 (3) ボランティアによる不法投棄物の撤去
 (4) 伝えたい美しい日本のことば
 (5) 植樹祭で斐伊川流域の小学生が交流
 (6) 田舎暮らし体験で明日への英気養う
 

(1) 自然と文化の共演
 
「ほたると神楽の夕べ」の様子 
 
大東町小河内のなごやか会館で6月13、14日、「ほたると神楽の夕べ」が行われ、ほたる見物に訪れた人々が幻想的なほたるとともに神楽の舞を楽しみました。
毎年この時期に地元小河内自治会が開催している恒例行事に会場は満員御礼。来場者に配られる300個のオニギリがたちまち品切れになるほど大盛況でした。
この神楽鑑賞をコースに組み込んだほたる観賞バスが両日とも運行。神楽を見た後、ほたるスポットに移動した乗客は乱舞するほたるに歓声を上げました。松江市から訪れた乗客の一人は「飛行機で埼玉から駆けつけた孫も一緒に来た。神楽とホタルを同時に見られる絶好の機会」と話し、幽玄な光の世界を静かに見つめていました。
 

(2) 田植えを通じて生産者と消費者が交流
 
  
 
三刀屋町中野の神代集落で5月25日、ふれあい体験農業が行われ、市内外から集まった8組の親子連れなどが田植え作業に心地よい汗を流しました。
この体験農業は同集落の住民で構成する神代いきいき21世紀委員会が主催したもので、今年で8回目。
参加者らは地元住民に植え方を教わりながら、丁寧に苗を植えていきました。小学6年、4年の2人の子どもと参加した神戸市在住の中川洋子さんは、「食の安心・安全が言われる中、スーパーに並んでいる農作物を作ってみたいと思っていた」と、田んぼに足をとられながらも、初めての体験に親子で懸命に取り組んでいました。
およそ2時間の田植えのあとは集会所で地元産の米や野菜をふんだんに使った昼食に舌鼓を打ち、自己紹介や餅つきで交流を深めました。参加者は貴重な体験とおいしい料理に雲南の食と農を満喫。のどかな山間の集落は、人々の笑顔に包まれました。
 

(3) ボランティアによる不法投棄物の撤去
 
 阿用地区に初めての監視カメラ設置 ボランティアによる不法投棄物撤去の様子
 
6月7日、大東町阿用地区で、電機連合山陰地方協議会のボランティアや地元住民らおよそ50人が不法投棄の撤去作業を行いました。環境月間の取り組みとして行われた今回の作業。家電や空き缶などの不法投棄物が430キロも回収されました。
“環境に配慮した安全・快適な生活環境づくり”を進める雲南市では不法投棄防止の取り組みとして、今回の撤去作業に併せ、監視カメラ2台を導入・設置しました。
不法投棄は犯罪です。今後、市としては警察等の協力により合同パトロールなどを実施する予定です。市民の皆様のご協力をお願いします。
 

(4) 伝えたい美しい日本のことば
 
澤村藤十郎さんが「平家物語」などを朗読 岩佐鶴丈さんによる「耳切れ芳一」などの薩摩琵琶演奏
 
歌舞伎俳優・澤村藤十郎さんのトークショーが掛合小学校で行われ、集まった地元の小、中学生や市民らおよそ100人が「平家物語」の朗読など澤村さんの語りに聴き入りました。
澤村さんは、司会者の質問に答える形で、出雲地方とのかかわりや歌舞伎の歴史、八岐大蛇伝説にまつわる体験を話し、「平家物語」の冒頭の「祇園精舎」の段やリクエストのあった掛合小学校の校歌を朗読。「素晴らしい自然や文化の残る雲南市で、日本語の美しさが心の美しさへつながってほしい」と、語りました。
 
澤村藤十郎特別舞台公演
 「平家物語の世界」
 8月16日(土曜) 掛合体育館
 お楽しみに!!
 

(5) 植樹祭で斐伊川流域の小学生が交流
 
尾原ダム植樹祭の様子 温泉小学校での交流会の様子
 
尾原ダム建設現場では6月5日、斐伊川上・下流域の小学校12校から児童らおよそ300人が参加して植樹祭が行われました。
尾原ダム“どんぐりの森づくり”実行委員会が主催する植樹祭は毎年この時期に行われており、今年で9回目。自然との共生をうたうダムで、付け替え道路の設置などにより切り崩される山の斜面に緑を復元しようというものです。
ヘルメットに軍手、合羽を身につけた児童らは学校ごとに1列に並び、竹ポットに入った苗木を植樹。「大きく育ちますように」と願いを込めて作業していました。
植樹後は会場を温泉小学校に移し、学校自己紹介などで交流を深めました。「どんぐりの苗を植えたり、他の小学校のみんなと交流したりして楽しかった」「今日植えたどんぐりが大きな森に育ってほしい」などと児童が感想を述べると、交流会の司会を務めたNPO法人斐伊川くらぶの小谷武理事長は「何十年か後、みんなが大人になったら今日植えた苗木の森にまた遊びに来てほしい」と呼びかけました。
 

(6) 田舎暮らし体験で明日への英気養う
 
笹まきづくりに挑戦する参加者ら できた笹まきを早速試食
 
大東町海潮地区で「田舎暮らし体験ツアー」が行われ、松江市などからの参加者が笹まきづくりなどを体験しました。
海潮地区振興会が、交流と定住を目的に3年前から行っているもので、6月14日~15日に行われた今回は親子連れを含む21人が参加。このうち2日目には、地元の取れたて野菜を販売する薦沢ふれあい市場や日本棚田百選の山王寺棚田を見学し、海潮基幹集落センターで地区住民を講師に笹まきづくりに挑戦。
苦心の末にできあがった笹まきを試食しながら、参加者は「映画『うん、何?』のロケ地めぐりをしているようで楽しかった」「自然の中で過ごしリフレッシュできた。明日からまた家事をがんばろうと思う」と感想を話していました。
 

 
 
 
 
 
 

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