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雲南ニュース

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 項 目
 (1) 如己堂(複製)が完成
   「平和を」の誓い新たに
 (2) 第3回地域振興補助金活用事業報告会
  事例検証し、今後の深化・発展を考える
 (3) 「水を大切に」水道の新施設が供用開始
 (4) 議員報酬等の審議を開始
 

(1) 如己堂(複製)が完成
   「平和を」の誓い新たに
 
如己堂(複製)完成式の様子
 
如己堂設置と同時に整備された音声ガイド平和の使徒・永井隆博士の偉業を顕彰し、「平和を」のメッセージを発信して来た「永井隆生誕100年顕彰事業」の一環として、三刀屋町の永井隆記念館の庭園に、長崎市に残る如己堂の複製が建てられました。建築面積わずか8.42㎡、2畳一間の如己堂は、多くの方々からの寄付金を基に建設。
 5月29日、に行われた完成式では、顕彰事業実行委員会の委員や三刀屋如己の会の会員ら30人が完成を祝いました。式典のはじめに除幕を行い、お目見えした如己堂の前で陶山吉朗会長があいさつ。長崎医科大学に入学し、如己堂を訪ねたことを振り返り、「永井先生は自らの命の終わりを感じ、いつも幼い誠一さんと茅乃さんの将来を気にかけていた。わが子を思う親心は、いつの時代も変わらないもの。そうした博士の思いが訪れる多くの人に伝わればうれしい」と、誓いも新たに語りました。
 如己堂完成を記念し、永井隆記念館では7月31日までを入館無料とします。この機会に永井隆博士が生きた激動の時代にふれ、「平和を」の思いを深めていただければ幸いです。皆さまのお越しをお待ちしています。
 

(2) 第3回地域振興補助金活用事業報告会
  事例検証し、今後の深化・発展を考える
 
第3回地域振興補助金活用事業報告会の様子
 
基調講演を行った小谷博徳さん雲南市内各地域にある182の市民活動団体が活動報告や情報交換を行う「地域振興補助金活用事業報告会」が6月7日、チェリヴァホールで開かれ、参加者らが市民活動の深化・発展について考えました。
 報告会に先立ち行われた基調講演では、鳥取県日野町で活動する菅福元気邑(すげふくげんきむら)事務局長で同町議会副議長も務める小谷博徳さんに講演いただきました。小谷さんは、廃校跡地に整備された地域振興施設「菅福食文化伝承館」での農産加工品生産や、民間主導の運営形態により年間15万人の観光客が参拝するようになった金持(かもち)神社のことなど、同地区で行われている活性化の取り組みを紹介。地域づくりには、「負の要素にとらわれず、発想の転換を図ること」「まず行動してみること」が何よりも大切であるとの考えを伝えました。
 続いて行われたパネルディスカッションでは、テーマごとの討議が行われました。
 第1討議のテーマは「動ける組織作り」。組織活動の円滑化を阻む問題点として、「資金不足」「高齢者中心の組織体制」が挙げられ、地域住民の知識・技術を活かした商品開発、将来展望に基づくリーダーの育成・確保、活動統合による取り組みの効率化など、解決策を話し合いました。
 続いて行われた第2討議では、将来にわたり「活動を継続するために」、「いかに地域を巻き込むか」が話題となりました。参加者らは、活動の反省点や他県の先進事例などを参照し、成功の喜びを地域全体で共有することや、効果的なマスコミ利用による取り組み周知が活動継続の鍵となるとの意見をまとめました。また、学生ボランティアの誘致や他地域との交流が潤滑油として必要であることも認識しあいました。
 会場の聴講者らも、地域ごとの特性などを考慮しながら、地域振興補助金交付終了後の地域活動推進について、真剣に考えていました。
 

(3) 「水を大切に」水道の新施設が供用開始
 
セラミック膜ろ過処理装置5月に供用を開始した三刀屋浄水場の見学会が6月1日に行われました。水道に対する理解を深めてもらおうと、今年で50回目となる水道週間にあわせて市水道局が開催。付近の住民らが日ごろ利用している水道の仕組みなどを学びました。
 三刀屋浄水場はセラミック膜ろ過処理により大腸菌やクリプトスポリジウム等を完全に除去できる高度浄水施設で、今年の週間標語『ただいまァー 蛇口ひねって 水ごくり』のとおり、「より安全で安心した水道水」を市民のみなさんに供給できる施設です。浄水場の動力の一部を補う太陽光発電装置が導入されており、環境への配慮も行われています。
 また、工業用水道施設は平成19年度に取水・導水・送水施設が整備され、このほど供用を開始しました。これは、島根三洋電機㈱の工場増設に伴う工業用水の増量要請に対応したもので、1日あたりの計画給水量が、それまでの1,700立法mから3倍の5,200立方mに増加しました。
 

(4) 議員報酬等の審議を開始
 
6月5日、第1回雲南市特別職報酬等審議会が開かれました。
この日は市内の公共的団体の代表者等から選出された5人の委員に対し速水市長が辞令を交付し、委員の互選により小村伸治委員が会長に選出されました。続いて、市長が雲南市の特別職報酬等の額について諮問。審議事項などを確認した委員らは早速審議に入りました。
11月に行われる選挙により市議会議員数は現在の37人から24人に減少します。こうした点などから、7月中に審議会の答申が行われる予定です。
 
役 職 氏名 (敬称略) 所属団体等
会 長 小 村 伸 治 地域委員会連絡会
会長代理 入 沢 広 子 雲南市商工会
委 員 飯 塚 稔 雲南農業協同組合
委 員 加 藤 健 司 大東地域委員会
委 員 山 本 重 明 雲南市社会福祉協議会
 

 
 
 

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