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雲南ニュース

雲南ニュース

 
【項目】
(1)総合的な放課後子どもプラン推進シンポジウム
(2)しまね田舎ツーリズム推進大会in雲南
(3)早稲田大学留学生ホームステイ
(4)人権問題を考える講演会
(5)「菅谷たたらとカツラの木」しまね景観大賞受賞
 

(1)総合的な放課後子どもプラン推進シンポジウム
-未来を担う子どもたちを地域全体で育む-
総合的な放課後子どもプラン推進シンポジウム
 
未来を担う子どもたちを地域全体で育む
 雲南市では、未来を担う子どもたちを地域全体で育む「放課後子どもプラン」の取り組みを平成19年度から進め、小学校・公民館を利用した放課後子ども教室を開設しています。
 2月11日には、その効果や課題点などを話し合う「総合的な放課後子どもプラン推進シンポジウム」がチェリヴァホールで開かれ、子ども教室関係者、教職員、保護者ら約100人が、よりよい放課後支援のあり方を摸索しました。
 土江教育長がコーディネーターとなり行われたインタビュー・ダイアローグでは、3人の登壇者が“家庭・学校・地域の連携”や“今後の教室運営”に対する思いや考えを発表。「家庭、学校、地域が一堂に会し話し合うことで、意識の共有化や理解の深まりが得られる」、「安全な居場所の確保から、子どもたちが自己実現を願う場へと、教室の役割を昇華させる必要がある」などの意見が出されると、会場の参加者も積極的に考えを述べていました。
 このほか、香川大学生涯学習教育研究センター長の清國祐二教授が基調講演。少子化に伴い、子ども同士で遊ぶ機会が減り、社会性を育むことが難しくなる中「異年齢集団の中で、大勢が楽しく遊べる放課後が保障されなければならない」と訴え、放課後子ども教室が、成長に必要な熱中・緊張・受容・達成の4要素を満たす場として機能することを願いました。
 

(2)しまね田舎ツーリズム推進大会in雲南
-人の魅力を磨いて地域力アップ-
 
しまね田舎ツーリズム推進大会in雲南
 
1月31日、しまね田舎ツーリズム推進大会in雲南が大東町大東の地域交流センターで行われ、約100人の参加者が食を通した地域づくりを学びました。
 事例発表では、雲南市内で積極的にツーリズム活動に取り組む団体の代表らがそれぞれの活動を紹介しました。
 続いて行われた講演では、インターネット上で情報を提供する「地域と人のドキュメンタリーサイト・いちぐう」の編集長で、地域開発コーディネーターの永田麻美さんが「食を通じたツーリズム」について語りました。永田さんは「旅先で出会う料理が大きな楽しみのひとつ。おいしくなかったところに、また行きたいと思わない」と、食は地域の魅力を創出するための条件であることを指摘。その上で、交流人口の拡大や地域活性化のために最も大切なのは「また会いたい」と思われる「人」の存在であることを強調しました。
 

(3)早稲田大学留学生ホームステイ
-雲南市で日本の文化を学ぶ-
早稲田大学留学生ホームステイ
 
今年で24回目を迎える「早稲田大学留学生ホームステイ事業」で、9人の留学生が来市。2月8日、大東国際文化交流協会の会員らに迎えられた留学生は大東地域交流センターでホストファミリーと対面しました。
留学生代表のナサニエル・クレメンツさんは「故郷に似ており、アメリカが恋しくなる」と雲南市の印象を述べ、「日本の家族との生活を楽しみにしていた。文化の違いを感じながら、日本について改めて考えてみたい」とホームステイに対する期待を表しました。
3月8日までの1ヵ月、一行は市内の家庭に滞在し、大東町内の小中学校訪問や紙すき、そば打ち体験などを行いながら、日本の文化を学びます。
 

(4)人権問題を考える講演会
-まっすぐ向き合える社会の実現に向け-
 
人権問題を考える講演会
 
一人ひとりの人権が尊重される、明るく住みよい社会の実現に向けた「人権問題を考える講演会」が2月7日、元岐阜大学教授で、人権に関する月刊誌「こぺる」編集長の藤田敬一さんを講師に招き、チェリヴァホールで開かれました。
藤田さんは、全国の子どもたちから寄せられた同氏の講演に対する意見や感想を紹介。「子どもたちは、人権問題を個々の実体験に照らし合わせ考えている」と、人権問題と向き合うことは、決して言葉の意味を理解し、知識を習得することではなく、自らの行動を省み、深く考えることであると訴えました。
また、人権感覚を高める方法として「自己内対話」を提唱。「気づかないふりをする自分」「楽をしようとする自分」など、心の中にいるもう一人の自分としっかり対峙し、〝しない〟決意をすることで感覚は磨かれ、自己抑制力の涵養にもつながると話しました。
最後は、「一人ひとりの勇気と決断が不可欠。できることから少しずつ積み上げてほしい」と約300人の聴講者に、人と人とがまっすぐ向き合える人権尊重社会の実現に向け、メッセージを送りました。
 

(5)「菅谷たたらとカツラの木」しまね景観大賞受賞
新年の決意も新たに
 
菅谷たたらとカツラの木 堀江家住宅
 
吉田町菅谷の「菅谷たたらとカツラの木」が第16回しまね景観賞の大賞を受賞しました。同町民谷の「堀江家住宅」も民間建築物部門の奨励賞に輝きました。

「菅谷たたらとカツラの木」(写真左)
かつての「たたら師」が形成した集落跡地、菅谷たたら山内には、高殿と呼ばれる鉄の生産施設が残されています。正面にそびえるカツラの巨木は、樹齢200年とも言われ、芽吹きの時期には、枝が真っ赤に染まります。
「堀江家住宅」(写真右)
国の重要文化財に指定されている堀江家住宅。平成20年3月には、修復工事も完成しています。江戸時代の農家様式を呈し、地域の建築史を知る上で貴重な資料となっています。
 


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