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第3セクター、財団法人の経営を評価

「市報うんなん」2008年2月号

 
雲南市では平成18年3月に策定した「雲南市行財政改革大綱」に基づく「集中改革プラン」により行財政改革に取り組んでいます。この集中改革プランの重点項目の一つに掲げている「第三セクター等の見直し」について、今年度、市民代表や有識者などで構成する「第三セクター等経営評価委員会」を設置し、第三者による客観的な経営評価を実施しました。
 
下表に、各法人に対する評価結果と委員会で出された主な意見を掲載しています。
報告を受けた市長は、今後株主の立場から、これらの評価結果に基づき、市の施策等を踏まえた適切な指導や助言を各法人に行うこととしています。
 
なお、第三セクター等経営評価委員会の委員の任期は2年間です。平成19年7月24日に委嘱された委員のみなさんは次の8名の方々です。
 第三セクター等経営評価委員会委員(敬称略)
 ・委 員 長 関 耕平(有識者:島根大学法文学部講師)
 ・副委員長  細木 勝(行政:産業振興部長)
 ・委 員  西 基宣(市民代表)
  〃   星野恵美子(市民代表)
  〃    村川 敏夫(有識者:島根県商工会連合会)
  〃   廣富 雅昭(有識者:雲南市商工会)
  〃   渡部 彰夫(行政:政策企画部長)
  〃   藤井 信弘(行政:教育部長)
 
ゆとりの里 ラメール おろち湯ったり館

木次道の駅 清嵐荘 鉄の未来科学館
 
■ 第3セクター等経営評価委員会の評価結果と委員会で出された主な意見
法人の名称
( )内は所在地
評価結果 主な意見【概要】
株式会社 ダイトー
(雲南市大東町)
概ね良好 ・「ゆとりの里」、「桂荘」及び「かじか荘」は温泉入浴施設として機能の重複があり、整理統合が必要である。
・利用者増加に向け、市内類似温泉入浴施設との連携を積極的に実施する必要がある。
株式会社 遊学
(雲南市加茂町)
概ね良好 ・事業の全市的な展開に向け、市及び(財)鉄の歴史村地域振興事業団との連携を強化する必要がある。
・収益確保に向け自主事業の拡充を行うなど更なる努力が必要である。
木次都市開発 株式会社
(雲南市木次町)
改善の余地
あり
・平成18年度決算では、おろち湯ったり館が1,438万円の赤字を計上しているため、早急に抜本的改革が必要である。なお、平成19年5月に役員が交代し経営改革に取り組んでおり、市へ報告される月例収支実績では平成19年度上半期の損益は黒字で推移しており、経営改善の努力がみられる。
・利用者増加に向け、市内類似温泉入浴施設との連携を積極的に実施する必要がある。
木次道の駅 株式会社
(雲南市木次町)
概ね良好 ・設立当初から民間の経営スタイルにより黒字経営を続けており、新分野への進出や徹底した経費削減及び業務効率化など、企業としての経営努力が認められる。
・中国横断自動車道尾道松江線の完成により、今後山陽方面からの観光入込み客の増加が期待されるなか、雲南
株式会社 吉田ふるさと村
(雲南市吉田町)
概ね良好 ・農産加工部門については積極的な商品開発に取り組み全国ブランドとして評価を受けており、これをきっかけに、シンポジウムを企画開催するなど、地域振興へも大きく寄与している。(平成19年3月に地域づくり総務大臣表彰を受賞)今後も地域への公益的かつ経済的な波及効果を創出するための取り組みが期待される。
財団法人
鉄の歴史村地域振興事業団
(雲南市吉田町)
概ね良好 ・「たたら製鉄」の文化が雲南市の財産として市民に認知されるよう、事業の全市的な展開に向け、市及び(株)遊学との連携を更に強化し、市民会員数の増加を図る必要がある。
・各施設の効率的な運営を図り、施設の利用率や稼動率向上に努めるとともに、自主財源の確保のため補助事業の活用など、外部資金の獲得を図る必要がある。
 
・「概ね良好」「改善の余地あり」「事業継続に問題あり」の3段階で評価。
・詳細は、雲南市のホームページに掲載しますので、ご覧ください。
 

 
 

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