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市長・議長 年頭のあいさつ

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 「雲南市(ふるさと)に暮らす幸せを感じて」
雲南市長 速 水 雄 一
 新年あけましておめでとうございます。
 市民の皆様には、希望に満ちた新春をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。
 昨年7月10日、「幸運なんです。雲南です。」をプロジェクトシンボルに「雲南ブランド化プロジェクト」を開始しました。私たちの雲南市には実にさまざまな幸があふれています。自然の幸。歴史の幸。食の幸。人の幸。こうしたたくさんの幸に恵まれた幸運に感謝してこのまちに生まれ、育ち、暮らすことに誇りを持ちたい。シンボルとしての言葉にはそんな思いが込められています。
 まずは、市内を走る広域路線バスにプロジェクトシンボルをラッピングするなど、ブランド化計画の“見える化アクション”を展開しました。秋には、錦織良成監督の映画「うん、何?」がついに完成し、プレミア上映会が行われました。たくさんの方がご来場になり、ふるさとへの思いを深める多くの感想が寄せられました。私もスクリーンに映るふるさとの情景に引き込まれながら、改めて雲南市の素晴らしさを確認しました。
 今年は、雲南ブランドの最大の魅力のひとつ、食の幸を味わっていただく地産地消の取り組みをさらに進めてまいります。市民の皆様と早稲田大学の学生の方々との協働で、市内休眠施設のリノベーションにも取り組みます。リノベーションとは既存の建物の用途や機能を更新して、より高い価値を生み出すこと、つまり建物の再生です。雲南市の活力を見出す一大プロジェクトとして、全国公開となる映画「うん、何?」とともに、「雲南ブランド化プロジェクト」をさらに積極的に推進してまいります。
 国政においても、11月8日、政府の経済財政諮問会議により、地方交付税の特別枠「地方再生・活性化対策費」(仮称)を創設し、財政力の弱い自治体に配分する地方再生プランが示されるなど、地方に目を向ける動きが出てきました。分権一括法の執行以来、遅々として進まなかった分権議論が国において、再び盛んになってきたことを歓迎するところです。今後、自治体にとっての税財源拡充や自治制度充実に向け、国のこうした動向を見極めながら、市長会等をとおして、積極的に発言してまいりたいと考えています。あわせて、雲南市として制度の変化に適切に対処をすることが肝要と存じます。
 雲南市が誕生して以来掲げてまいりました「生命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくり」の実現に向け、今年もあるべき行財政運営に努め、雲南市行財政改革大綱及び集中改革プランに基づく抜本的な見直しや揺ぎ無い改革を断行してまいります。
 私はふるさと雲南市が大好きです。広い雲南市のあちこちで、美しい農山村の風景、笑顔あふれる地域の絆、世代がふれあう家族の暮らし、多彩な歴史遺産、新鮮で安全な食と農の5つの恵みに出会います。そのたびにふるさとに生きる幸せを実感しています。
 新しい年を迎え、雲南市の魅力を引き出すまちづくり、市民の皆様に雲南市に暮らす幸せを感じていただけるまちづくりに全力を傾注いたします。市民の皆様の一層のご理解、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様のご多幸を祈念いたしまして年頭のあいさつといたします。
 
 「小さくても輝くふるさとを
雲南市議会議長 吾 郷 廣 幸
 新年明けましておめでとうございます。
 平成20年の輝かしい新年を寿ぐ(ことほぐ)とともに、市民の皆様には健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 さて、平成19年は第21回参議院議員通常選挙が実施されましたが、与党が大敗を喫し、衆議院と参議院で多数を占める会派が異なるという「ねじれ現象」が生ずるなど、政局が激動する年となりました。安部内閣が進めようとする憲法改正、道州制導入という中長期的な政策に対し、国民はまず現在や将来の生活への不安、特に雇用や年金に対する不安の解決を求めた、その結果ではなかろうかと振り返るところであります。
 地方自治体におきましても、三位一体の改革により元々、普通交付税を受けていない東京都のような自治体が更に税源移譲による増収で豊かになり、一方、税基盤の脆弱な地方では補助金削減や交付税減額に見合う税の増収が無いため更に苦しい財政状況に陥っているのが現状があります。
 雲南市におきましても、合併直後から財政非常事態を宣言し、様々な行財政改革に向けての取り組みがなされてきました。もちろん、多額の借入金残高を考えれば財政再建が最大の行政課題であることに異論を唱えるものではありません。しかし、財政再建のための改革であっても、それは市民にとって公平かつ公正なものでなければなりません。
 雲南市議会は、そうした市民の皆様の代弁者としてこれまでの3年間、住民の代表機関であることを本旨として努めてまいりました。平成17年度は「第三セクター等調査特別委員会」を、平成18年度では「行財政改革調査特別委員会」を設置し、それぞれ調査、検証、提言を行ってきたところであります。また昨年は、「市庁舎建設調査特別委員会」を設置し、庁舎位置、財政計画等の調査を継続しております。
 一方、議会の透明性、機能の充実強化につきましても、議会・委員会の原則公開、議長交際費の公表、政務調査費の領収書添付、費用弁償の全廃、「公立雲南総合病院充実強化雲南市議員連盟」、「雲南市議会議員定数等検討委員会」の発足など二元代表制に恥じない議会のあり方を常に模索しているところであります。
昨年は、「幸運なんです、雲南です。」のキャッチフレーズのもと、雲南市ブランド化事業が全国展開されました。しかしながら市民の皆様が心から「幸運なんです」と思える「小さくても輝くふるさと」を築くためには、まだまだ多くの課題を解決しなければなりません。
 雲南市議会は本年11月改選となります。合併特例により37名の議員が旧町村ごとの選挙区から選出された現体制も残すところ1年足らずとなりました。全議員が気持ちを新たにし、「小さくても輝くふるさと」を目指してさらに創意工夫を重ね、市民の皆様方のご期待に応えるよう邁進をしていく所存でありますので、どうか本年も相変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして新年のご挨拶といたします。
 

 
 
 

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