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財政非常事態宣言の解除について


 雲南市では、合併直後の平成17年度当初予算編成において、収支の不足から23億円の基金取り崩しが必要であったため、平成17年4月に「財政非常事態宣言」を発し、財政の健全化に努めて参りました。
 この間、行財政改革大綱を策定し、普通建設事業の圧縮や補助金の見直し、あるいは職員数の削減や人件費の縮減など、あらゆる対策を講じて参りましたが、これらの取り組みにより、全会計を合わせた市債の残高(借金の額)は、平成23年度末(見込み)が、761億円と平成16年度末から131億円減少し、基金の残高は、平成23年度末(見込み)が、90億円と平成16年度末から17億円増加しました。
 また、財政の健全度を判断するための財政指数では、実質公債費比率がピーク時の24.5%(平成19年度決算)から、19.5%(平成22年度決算)に減少しました。
 この結果、平成24年度当初予算を財政調整基金・減債基金の繰入を行わずに編成したことにより収支均衡が達成でき、このことにより平成24年3月31日をもって「財政非常事態宣言」を解除しました。
 「財政非常事態宣言」の解除につきましては、市民の皆様のご理解ご協力があったからこそ達成できたものであり、心から感謝申し上げます。
 なお、平成27年度からは合併に伴う普通交付税の一本算定への移行がありますが、「安心・安全」なまちづくり、「活力と賑わい」のあるまちづくり、「健康長寿・生涯現役」のまちづくりを重点施策に掲げ積極的に推進しながら、引き続き健全な財政運営に努めて参ります。市民の皆様のご理解ご協力を重ねてよろしくお願い致します。



 平成24年4月1日
 雲南市長 速 水 雄 一